ここに来る前に住んでいた日の出町にある木工&カフェ「きりんかん」に置いてあるポストカードがずいぶん売れてしまった。その補給をしてほしいとのことで、1日パソコンとプリンターに付きっきりで印刷をする。ここに置いてあるのは「クラフト紙シリーズ」7点。「スケッチブック・シリーズ」6点、「きりんかんだよりシリーズ」6点の、計19点である。そのうち「クラフト紙シリーズ」はすでに印刷してあるのでストックがあるのだが、他の12点はそのつどハガキにプリントしなければならないのである。
まずはOS9で作ってあるファイルデータを、OSXの新アプリケーションで開かねばならない。すると、フォントやレイアウトが微妙に変わってしまう。イラストレータでその補正をし、プリンターで色を見ながら、納得いくまでフォトショップで色の調整をしなければならない。
ところが、ついこの間まで調子良かった新品プリンターが、突然言うことをきかなくなった。作動はするのだけれど、色が不安定なのである。メーカーに電話を入れて解決策を探り、ヘッドのクリーニングをしてみたり、電源を一度抜いていろいろやってみたがうまくない。そこで発見したのはインクタンクの不具である。
実はCDジャケットをプリントしてから以降、詰め替えインクに変えていたのである。そのマゼンタが濁っている。そして、インクタンクの空気穴が微妙に詰まっていたりして、インクの降り方が悪いものもあったようだ。まだ保証期間内なのだが、メーカー純正意外のインクを使って、プリントヘッドが故障した場合、メーカーの保証外になってしまうらしい。すったもんだして、ようやく納得いく色で刷れるようになった。それでも時々おかしくなるのでヘッドのクリーニングをしてまたノズルチェックのパターンを印刷して確かめたりと、大変であった。
結局104枚を送った。アトリエで描いたスケッチブックシリーズの新作も入っている。ちなみに、「きりんかんだよりシリーズ」の原画は、オリジナルフレーム入りで、きりんかんに展示してあります。