エノキに会いに


今日は霧がただよっているが、昨日はすばらしい天気で、庭に出て陽光を浴びていると、身体に波動が降り注いでいる感じがわかる。クリスタル(水晶)を眉間に近づけると、敏感な人は頭の周囲がフワーっと柔らかな波動に包まれる感じがわかるが、そのクリスタルの何百本もの束が、天地や植物たちから降り注いでいるかのような5月の山である。

午前中は畑の草刈り。コンニャクイモを植えた。昨年、畑の中か生えてきたものを、茎が枯れてから掘り出しておいたものだ。これは1年子だが、これを3回繰り返し、3年子くらいでコンニャクとして加工できるような大きさになる。

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午後は図書館を2件回り、藤岡の農協の売店まで苗を買いに行った。雪折れの自然間伐が入ったスギ林に広葉樹が入り込み、そこにフジの花が満開できれいである。前々から、このスギ林はいい感じに伐れて(間伐されて)いるなぁと思って見ていたが、やっぱり雪折れだったのだ。間伐なら、フジは必ず切られてしまうからである。

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鬼石から藤岡に向かう途中にわりと大きなエノキがある。それがほんとうにエノキかどうか確かめたくて、コペンを路地に入れて写真を撮る。おそらく昔の一里塚だったのだろう。それはやっぱりエノキで、若いかわいらしい葉っぱに特有の葉脈が走っている。そして小さな丸い実をつけている。オオムラサキは無理だろうけれども、ゴマダラチョウやテングチョウくらいは養えそうな大木だ。

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鬼石のIさんが電動の粉挽き機と製麺機を安く譲ってくれることになり、アトリエに持って来てくれた。石臼もあるけれど、お客さん仕様に大掛かりにさばくときに便利そうである。パスタもいけるかもしれない。楽しみが増えた。IさんはここH集落に家があったのだけど、それを売っていま町に住んでいるが、時々イタルさんの車に乗ってあそびに来るのである。

まだ畑だけは手放していないのでそこに除草剤をまきに来たようだった。残念なことだけど、年寄りだけでは草刈りの管理ができないのである。ニュースで「40歳以上の男性の約半分、女性の2割は肥満気味で循環器系の病気の心配がある」というようなことを言っていた。自然の気配のほとんどない都市や都市近郊(まったく、もはや山村の一部にしか本当の自然は残っていないのだ!)に住んで、運動もせず、食べ物も毎日のように加工食品なら、そうなるわな。しっかし恐ろしい数字ではある。

山村では、人力でできる間伐や草刈りが遅れに遅れて困り果てている。手鎌による草刈りは健康的なスポーツと捉えることができる。山村を手入れすれば山菜がわさわさと出てくるし、水源がよみがえる。今バラバラになっているベクトルをまとめ上げれば、様々な起業が考えられ、問題が解決できるのではなかろうか。


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