播いた麦の種が余ったので、石臼で挽いてウドンつくってみた。小麦の石臼挽きは初挑戦である。
小さい臼なのでたくさん粒を入れると石が浮いてしまう。少しづつなのでけっこうな時間はかかる。200gの小麦で一番挽きの小麦粉は130gしかとれない。フスマには白い部分がまだたくさんついている。そこで2度挽き、3度挽きまでやって、170gまで取った。篩(ふるい)は専用のものはないので、ゴマ煎り器の金網を使っている。
いつも廃材角材の入手などでお世話になっている鬼石のIさんから、製麺機を安く譲ってもらったのでそれを使ってみる。「小野式製麺機」というタイプで、埼玉県の工場で生産されていたものらしいが、これが驚くほどのスグレモノである。
「のし用のローラー」と「切り用のローラー」2カ所があり、粉をこねた玉さえ作ってしまえば、あとは連続作業であっという間に麺ができあがる。構造はパスタマシーンと同じようなものだ。この後、すぐ湯の中に放り込めばいいのだ。
量が足りなかったので今回は市販の強力粉と半々に混ぜてウドンを打ってみた。胚芽入りウドンのできあがり。讃岐うどんのような滑らかさには欠けるが味が深くてウマイぞ。