昨年からニホンミツバチを飼い始めた。といっても、すでに巣づくりができている樽を譲ってもらったのだが、なにせ1樽なので今年は絞らずにこの春の分蜂を待ち、何樽かに増えてから蜜を絞ることになる。
その巣箱の樽を作るために、ちょうどいいクリの木の倒木を貰い受けたことは前のブログにも書いた。が、あれからいろいろ忙しくてまとまった時間がとれず、雪が積もった現地に先日ようやく行って2個だけ取ってきた。かなりの重量である。1個1個別々に背負子でアトリエまで荷上げした。
帰りにKさん宅に寄って、お茶をいただきながらハチ飼いの要領をいろいろと聞いた。Kさんが鍛冶屋に特注で作らせたというノミを貸してもらった。まずチェーンソーで中心に穴を空け、これでくり抜いていくのである。
巣箱のあいだは50m以上離したほうがいいそうだ。日当たりと見晴らしのいい石垣の場所を2カ所探さねばならないが、すでにミツバチが居心地よさそうな、「あそこだな・・・」と感じる場所がある。
山暮らしとはいえ、取材等で長期にアトリエを空けることが多い僕らにとって、ミツバチは最も飼いやすい生き物なのである。また、自然親和的な林業や農業をめざす者にふさわしい生き物だと思うのだ。
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