庭の柿を採る。竿で落としたら熟れたものは地面でつぶれてしまう。そこで、竹竿の先にノコと切り出しでちょいと細工したものを使って、このすき間に柿の実の付け根の枝をはさみ、ねじって枝を折る。柿の枝は折れやすく、簡単にちぎれる。実が竹竿の先にぶら下がったまま落ちない。
んー旨い。昨夜飲み過ぎたからなー(笑)。立て続けに2個食べてしまった。
柿の木に鳥の巣がひとつ。青葉のときは気づかなかったが、ここでヒナが孵ったのかな。だとしたら嬉しいな。動物たちと供にいる暮らしは楽しい。山に暮らし始めてだけではない。都会に住んでいるときも、僕は常にそれを感じていたものだ。野良猫といつも付き合い、公園池でシベリアから渡ってきた水鳥を観ていた。彼らとは、意思が通じ合えると思っている。
友人の手を借りて移植した柚子の木に実がついた。初収穫である。これまた嬉しい。移植後すぐ葉が落ちてしまい、一時はあきらめかけたのだが、緑の葉っぱが少しづつ出てきた。そして花が咲いた。「ガンバレ!ガンバレ!」と、木の前を通るたびに声をかけていたのだった。
植物と人間は意思が通じ合えるのではないかと、ここに来て思うようになった。以前「手ガマひとつの草刈りのコントロールで敷地はいかようにも変わる」というようなことを書いたが、どうもそれだけではないような気がしてきた。じゃないと、あれだけ増えてしまったクリンソウのことなども、ちょっと不思議なのである。
今日の収穫。ネギ、白インゲン、ナノハナ(野生種)、ニンジン(ちょっとヘンな形だけど)。「肥料をやらなきゃ育たないよ」という周囲からの声をかわすのはけっこう大変である。でも本当は、皆が「肥料をやらなきゃ育たない・・・」というマインドコントロールにかかっているのではなかろうか? 「耕起しなければ」というのもそう。施肥も耕起も充実感があるものな。
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