今日は麦まき。僕は原稿やイラストが忙しいので、畝立てだけ手伝い、タネはYKに播いてもらった。
タネは今年アトリエの畑から収穫した小麦の粒である。うんと陽に干して乾燥させ、大きめのペットボトルに保存してあり、気が向いたとき石臼でひいては全粒粉のチャパティをつくって楽しんでいる。そして、その粒はそのままタネとして使える。
穀類と豆類がすばらしいのは、タネが長期保存でき、火をかければ食べられ、栄養価が極めて高いことである。しかも、お互いを食べ合わせるとタンパク質の価値が高まる(植物の種子は乳や肉のような完全タンパクではないが、豆と穀類を食べ合わせるとお互いの欠落を補完し合う)。だからこそ、地球上のあらゆる場所で、このふたつが主食になっている。
落花生も二株ほど掘ってみた。ちゃんと生っているけれど、その実の個数は少ない。中国産の落花生が安い値段で売っているのをみると、いろいろ考えさせられる。
ま、とにかく天日で干して、煎って食べてみよう。