長い木を割る


今回は長いスギ丸太を半割にしてみた。長さは2.2メートルある。伐ってから葉枯らしし、さらに1年ほど丸太のまま乾燥させてあったもの。割れ目がそこかしこに入ってしまっている。

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亀裂にそって中心にクサビを打つ。基本的に手でクサビを押さえながらハンマーを叩き続けることは危険でクサビのめくれた部分で手をケガすることがある。だからクサビが刺さったら、このように部材を足で押さえて、手を振り子のように振ってハンマーを横から叩く。

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割れてきたら、もう一つのクサビを丸太の上から割れ目に沿って打つ。

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さらに開いてきたら、もう一つのクサビ(カシの木の自家製)を打ってさらに開かせる。

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そうすると一番最初のクサビが抜けるので、それを一番前に持ってきて打って・・・

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クサビを順繰りに前に移動しながら割っていく。

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しかし最後まできれいに割れなかった。

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乾いて割れ目がたくさん入っていたので、その割れ目に導かれてしまったようだ。

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しかたないのでノコを入れて反対側からクサビを入れて割った。

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ヨキではつって平面に均している作業中にキバチがやってきた。スギの匂いに反応したらしい。

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もう一本、割ってみた。半割のきちんとした長いものは必ず片側だけは採れる。失敗したほうは長さを詰めて板を作るといい。

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長いものはさすがにヨキでははつりにくく、チョウナが欲しくなった。チョウナでやれば、慣れればかなりのスピードで出来るのではないか。これらで本棚を作る予定なのです。

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朝食兼昼食は外で。燃料は今できたばかりの大量の木端。

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エゴマ入りチャパティ。自家製石臼挽き小麦全粒粉が1/3入っている。パン種は前夜に練っておいたもの、小麦についている天然酵母で自家醗酵し、甘みが引き出される。それとエゴマがすごく良く合う。

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バターナイフもスギ製。手前は使い込んだもの。奥は数日前に作ったもの。

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このチャパティ、バターがまた絶妙に合うんですね。スギの木目が美しい。

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今日はフキを大量に採取したので塩漬けに。

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