木製スコヤを作る


お風呂の蓋の前に、YKの机の棚を作る作業が同時進行している。そこで、三次元的直角をみるスコヤという道具が必要になり、それは市販品では金属製のものが一般的なのだけれども、木製品も自作されるのだそうで、さっそく真似て、作ってみることにした。

材料は薪の中から見つけてきたヒノキ材とモモ材。ヒノキ材は先般の巻き枯らし材のものだし、モモの木は1年目の風で倒れてしまった敷地の材である。赤紫で硬い材なのでなにか工作に使いたいなと考えていたのだ。

それぞれ寸法に切ってヨキではつったり、カンナで削ぎ落としたりして形を整えていく。

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大変だったのは溝きり。ノコ目を入れてから切り出しナイフと小丸刀で仕上げていったのだが、材が硬いゆえ、切り出しナイフが途中で先端が欠けてしまった。

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ようやくヒノキ材と、モモ材が合わさるようになり、ボンドをつけて接着。このときも、ナイフや彫刻刀で微妙に削っていきながら調節します。もちろん直角になるように、三角定規等で入念に角度をチェック。

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接着剤が乾いたらドリルで二カ所穴をあけ、そこに竹釘の栓を打つ。

乾いたらノコで竹ひごのデバリを切って完成。

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燃やしてしまえばタダの薪。その中にクラフトに使えそうないい材がたくさん見られる。その材を拾い出して、木製スコヤができた。

ここに来て4年目。伐り出した材が乾燥してきて、ようやく使えるようになったので、木工を本格的に始めようという気分になっています。

木製スコヤは僕の、その宣言的「記念碑」かもしれません。


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