プルサーマルと囲炉裏


昨年、石垣取材で訪れた愛媛県の佐田岬(写真はこちら)。そのまんなかに四国電伊方原発があっていまプルサーマル計画というのが進んでいる。

こんな新聞記事をみた。
「プルサーマル見直し、小5動く」

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プルサーマル計画で使用する「プルトニウム」は、ウランの250倍も爆発しやすく、その毒性はウランと比較すると人が吸い込む場合は4万倍、口に入れる場合は3万倍も危険という。プルサーマルをするとなると、現在四国電力が保有しているプルトニウムを順次燃やしていくことになるが、なんと「ウランのみを燃やす為に設計された原発」で想定外に使用するという。国や四電は「工夫してがんばる」といっているらしい。オイオイ。

県議会で「プルサーマル推進決議案」が通ったとき、推進賛成意見は「国の安全審査を信じざるをえない、信じるしかない」と「危険性をはらんでいても、それを利用するのが人類の叡智」の発言2件のみだったとか。それって賛成していないんじゃ?

青森の六ヶ所村に運び込まれた「一番低いレベルの放射性廃棄物」でさえ埋めて300年管理しなければならず、そのトラム管はすでに10万本以上運び込まれている。プルサーマルから生み出される「高レベル放射性廃棄物」はもっとケタ違いに危険であることが知られている。「旧動燃」の発表では、使用済みのウラン燃料を地中に埋めるまでに50年、プルサーマルのMOX燃料では500年も冷やし、さらに、その後地中で100万年監視し続けなければならない、と。オイオイ頭の中はだいじょうぶか君たち???

ちなみに反対請願書を提出する鷲野君は、両親と山あいの家に住み、まきを割って風呂を沸かす生活を送っているそうだ。

オール電化にやっきになっているのは原発から家電まで巨大な利権があるからで、彼らは温暖化説「CO2の排出量」を巧みに宣伝に使いながらシェアを伸ばそうとしている。電化がいちど家の中に組み込まれてしまうと、後戻りの改装はほとんど不可能となる。

私たちは新たに借りた築120年の古民家を改装しつつ、囲炉裏を作りなおす工事を自分たちで始めるところなんだけどね。


コメント

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