亀岡城跡のお堀に咲く蓮を見ながら駅まで歩き、京都へ向かう。
快晴の空に京都タワー。
今回の旅の相棒はiPhoneのマップ機能。自分が居る現在地が解り、目的地へのルートを地図上で見ることができる。昨日は下駄で歩いてかなり足が疲れたので今日はスニーカーだ。鴨川の遊歩道にて。
祇園の茶店街の家々を観察しながら、まずは祇園祭の拠点である八坂神社へ。
祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト)。いまはこの6角神輿の中におわします。
四条通を西へ。山鉾を見学する。これは先陣をきる「長刀鉾」。
他にも各所に山鉾が。
宵山、宵々山には旧家や老舗での宝物の展示も行われるため屏風祭の異名がある。珍しい蝶形の金具。彫金の技巧がすばらしい。
完成度の高い南画。こんなものが入場料なしで、京の随所で見れるのが祇園祭のすばらしいところ。
錦市場も歩いてみた。店を閉じた魚屋が生牡蠣などでビールがのめる居酒屋に変わっていたりする。錦も時流に合わせ刻々と変化している。
銭湯で汗を流してから再び八坂神社へ。神楽殿で島根県の石見神楽が奉納される。この奉納はすでに37年間も続いているのだそうだ。それを最初から最後までみた。和紙でつくられたヤマタノオロチ退治のラスト場面が圧巻であった。龍を成敗して、その尻尾の中から出てきた宝剣が「草薙の剣」。この神楽は明日の山鉾巡行の先陣をきる長刀鉾へつなぐという暗喩になっているのだろうか。
奉納神楽が終わったのが22時半過ぎ。歩行者天国が解除されんとする目抜き通りを縫うように、八坂からまた二条駅まで歩く(約5km)。そして終電に近い山陰本線で亀岡まで戻り、また道の駅までの2kmをてくてく。アクティにたどり着いて、冷えたビールを飲んで爆睡。