相方yuiのブログ(こちら)でトンボのことが書かれていたのに、今日のトピックスが漏れていたので追加。
今日は、なんと家の中にオニヤンマが飛び込んできたのだ。って、窓を全部開け放していたわけではないよ。開口部は網戸をかけてあり、網戸なしの窓はそれほど大きくないのだが、居間の和室にオニヤンマがホバリングしているではないか。もちろん網戸を開けて逃がしてあげた。旧アトリエではオオムラサキが家に飛び込んできたことがあったが(写真はこちら)、オニヤンマは初めてだわな。
私たちは、基本的に家に入ってきた昆虫は殺すことはめったにしない。窓を開けて逃すか、逃げないやつは捕虫網で捕らえて外へ放つ(なんせ昔、昆虫少年だったもんで、捕虫網は常備してあるし捕らえるのも得意)。
さて、今日はお隣のKさんの肝いりで、近所で「薪使い」をしているOさんを紹介され、そのOさんが持て余しているケヤキの中太枝を貰った。土場に積んである枝を、リヤカーで運んだのだ。まだ生(なま)っぽいので、今シーズンの冬には間に合わないかもしれないが、囲炉裏のいい薪になるだろう。
ここに越してきたとき、里山とはいえ、周囲にすでに新建材の家がたくさんあり、薪使いの暮らしには周囲の苦情が生まれて苦戦するのではないか? と、かなり心配だったが、Oさんの家の煙突から立ち昇り、そして風に乗って流れてくる薪火の匂いに、安堵させられたものだった。
今日はそのOさんが、私たちの存在を知って「燃し木をやる仲間がいて嬉しいやね」と、ニコニコして、薪を運ぶリヤカーを貸してくれたりしたのが、嬉しかった。
その薪をさばいて積むのは物置の壁沿いかな・・・と見ていたら、物置の軒にハチの巣があった。先日、駐車場の屋根の、造り始めたばかりのハチにの巣を落としたばかりだった。その群れが移動したのだろうか。一度は竹竿で叩いて落とそうかと思ったが、そのまま見守ることにした。
どうせもうすぐ秋がやってきて、ハチの動きも終焉するのだ。それまでハチが生を謳歌してもいいではないか。考えてみれば、「ハチは刺すから有害だ、だから巣は落とす」という短絡的な考えこそ、どこかおかしいような気がする。
ちなみに、私たちは旧アトリエの4年半の暮らしの中で、あの濃厚なハチだらけの環境で、ハチに刺されたことは一度もない・・・。
(重要なのは「恐れ」の感覚を消すことだ)
ありがとう、オニヤンマ。
ありがとう、ハチ。
その美しさと、ともに暮らせる幸せを、本当に嬉しく思う。
今日は、集落の人のお通夜があって、久しぶりに喪服を来て参列した。