選挙へ行ってきました。


このたびの選挙について、副島隆彦氏のブログより。

「酒井法子氏の報道ばかりで、2005年と比べて圧倒的に少ない選挙報道」

「テレビ、新聞が、選挙報道を、ほとんどしない。NHKを含めて、奇妙なほどに選挙報道をしない。 自分たちが、これまで、ずっと、自民党寄り、アメリカの手先ぶり、大企業寄り、残酷な金融資本の太鼓持ちをずっとやってきたからだ。彼らの内心の忸怩は、急激に起こった。『自分たちは、もしかしたら、国民から捨てられつつあるのではないか』という恐怖心に、今、大新聞・大テレビの幹部たちは、襲われつつある」

「だから、それで急に、『報道の中立、公平』に目覚めて、自分たちが、これまでやってきた、奇怪な偏向報道(アメリカの買弁報道)に、はっと気付いて、それで、『今度の選挙は、極力、報道しない。報道しないことで、自民党を支援する』という態度に出た。 そして、この、卑怯なメディアの態度も、裏目に出つつある」

「国民はすでに気づいてしまった。日本のマスコミ=マスゴミは、本当におかしな、日本国民を洗脳するための道具であり、『日本国民に向けられた刃物』(評論家の森田実氏の言葉)なのだ。低劣で、愚昧極まりない、白痴お笑い番組ばかりを作って、日本国民を愚弄し続けた。 そしてだんだん見向きもされなくなっている。自業自得である」

「商業メディアで私企業であることを盾にして、このあとも、彼らは、陰に陽に、民主党政権の粗さがしをして、足をひっぱり、あわよくば、スキャンダル攻撃で、倒閣させようと、目論むだろう。この者たちを早めに摘発して、まずネット言論で、血祭りにあげて、次々と表面化させなければいけない」

もうひとつ紹介しよう。

以下、『週刊ポスト』の記事「政権交代で何が変わるか?」より抜粋。

●森林事業で「列島改造」

四国・徳島の中堅土木会社も、政権交代で生まれるニュービジネスを見据えている一社だ。こちらのキーワードは「森林」。

同社の専務が語る。「民主党はコンクリートダム建設を減らして、森林を整備して保水力を高め、洪水を防ぐ『緑の公共事業』を提唱している。それなら、今後は植林や間伐、森の再生といった林業のノウハウと資格を持った会社は仕事が増えると考えられる。ウチも林業事業体として県に登録し、社員にも必要な資格を勉強させている。まだ仕事はないけど、準備に大忙しです」

「植林」といっても”隙間ビジネス”ではない。民主党の公共事業政策に詳しい五十嵐敬喜・法政大学教授が指摘する。

「森林関連事業は、民主党政権下では、巨大なビジネスとなりえます。民主党は単なる『脱ダム→森林で治水』という転換だけではなく、環境対策も含めた大きな”列島改造ビジョン”を打ち出しているからです」

少し説明が必要だ。民主党は、温暖化ガスについて、90年比で25%削減するという非常に厳しい目標を掲げており、大企業は、個別に削減目標を割り当てられる。しかし、単に工場の効率化などで排出量を減らすだけでは、目標達成は難しい。そのため企業は、森林を作り、CO2排出量と相殺しなければならない。

「大企業は自前で木を植えるわけではなく、実際には植林業者と組んで森林整備を行なうことになる。その際、地方の中小土木業者に活躍する余地があります。土木業者が林業に業種転換するのは比較的容易で、(前出の徳島の業者のように)『森林ビジネス』に参入することができるからです」(五十嵐氏)

公共事業削減で沈没寸前だった「土木」産業が「林業」に変身するということで、息を吹き返すというわけだ。この市場の規模は、想像以上に大きい。民主党が主張する「25%削減分」を排出取引市場で購入するとして換算すると、ざっと年間1兆2000億円にものぼる。つまり、それに相当する”温暖化ガス削減・森林相殺ビジネス”が発生するということだ。

「緑の公共事業」は”田舎”を楽しむいわゆる「グリーン・ツーリズム」などの観光産業にも広がるのだ。「今のグリーン・ツーリズムは、山奥に行かなければ楽しめない。そこで、鉄筋コンクリートの温泉旅館や、街中の階段、橋などを木造に作りかえて、”温泉地ごとグリーン・ツーリズム”を売りにするところが増えるでしょう。そのための木は、森林から回すことができます」(五十嵐氏)ここには新しい”観光立国”の可能性もある。こうした分野はまだ専門の企業が少なく、未開拓市場だという。

また、民主党は現在約20%の木材自給率を10年後に50%(輸入金額ベースで約6000億円)まで引き上げる目標を立てていることから、全国的に「木造のエコ住宅」への建て替えなど、新しい需要が発生することも考えられる。「農業」「森林」「子ども」ーー政権交代後の日本経済を牽引するのは、「建設」「鉄鋼」といった重厚長大産業に取って代わるニュービジネスなのである。

(『週刊ポスト』8月7日号)

いくつか問題な箇所はあるが、大筋としてはいい方向だ。

というわけで私は事前投票をすでに済ませました。

森林の活動をやってきて最後に突き当たる壁は、つまるところ政治なんだよね。

みなさんもよーく考えて、明日の投票はぜひ行きましょうね。


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