腰板の収まり


今日は細かい作業が続くので、朝から1時間かけて刃物(カンナ、ノミ、小刀)を研ぐ。

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いよいよ一番難しそうな、腰板の左端の部分。ここをどう仕上げようか。とりあえず土壁との境界には板を打って、その先は古い戸をそのまま腰板に使うことに。問題はその接合部。

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複雑な立体で、デコボコ状態。空間を木で埋めつつ、最期に打つ小幅板の止めのスペースをきれいに作らねばならない。

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角材を彫刻してはめ込む材を作る。出っ張った部分を直接ノミで削る手もあるが、隣と上に土壁があるので振動で剥がれて落ちる危険があるのでそれはできない。

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なんとか収まりました。

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午後、赤城南麓で建築をやっている「近代田舎創造社」の田胡さん来訪。実は午後から僕らのほうが、田胡さんの事務所と、彼がいま改装中という赤城温泉総本家を見に行こうか? などど思っていたところだった。というわけで、お茶をのんでから一緒に出発。

総本家で改装を見つつご主人の料理をごちそうになり、その後は田胡さんの自宅を見に行く。今日は差し金の使い方、曲がり梁の墨打ちの仕方、チョウナの使い方などを訊く。

ああ、欲しいなチョウナ。


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