「鶴舞うかたちの群馬県」のツルの頭の部分にあたる館林へ。桐生から向かうと、途中で栃木県の足利市を横断していくことになる。
今日は朝から垣根の枝きりをやってクタクタ。土曜日だしどこも混んでいそうなので館林市にある県立つつじが岡公園へ閉園1時間前に行った。入園料600円。
園芸品種としてのツツジはあんまり好きじゃないが、しかし。木がデカイとこうも印象がちがうものなのか。まあ樹齢800年の巨樹、といってもツツジは根元から枝分かれするので幹がそんなに太いわけじゃなのだが。
すでに散り始めた木もあり。
カメラでどこをどう切り取っても・・・
絵になる。
このツツジ園は「黄泉の国」のような、異次元に誘われるような、不思議な空気感が漂っている。
閉店直前のガラ空きの食堂で、私が注文した焼きそば。
yuiさんはざるそば。いまどきプラスティックのザルが「黄泉の国」してる。
入り口のメニュー見本の蝋細工がシュールだ。
その舌を巻く精巧さ。ツツジも凄いが、この昭和チックな食堂と、まだ古びていない蝋細工も特筆すべきなのではないだろうか。
この地は古来からヤマツツジが自生し、つつじが崎と呼ばれ、伝説では慶長10年(1650年)初代館林藩主、榊原康政が愛妾「お辻の方」の入水死を悼んで造園を始めた。この公園のただならぬ異次元へのオーラは、そのあたりに起因するのかも。