バカ貝と湯豆腐


みんなで採ったバカ貝を頂いた。一晩砂出しをした。

さて、どうやって食べようか?

囲炉裏で焼くのは美味いのはあたりまえなので、出汁の味も知りたいし、水煮して豆腐と合わせることにした。

0227.1

水から煮出して貝が開きかけたら上げてしまう。そうして殻を外す。バカ貝は案外するりと、貝柱もきれいに外れるのだった。

その汁はとって置いて、そこに昆布を敷いて豆腐を入れ再び火にかける(まだ砂が出たのでそれは取り去っておいた、がここで一抹の不安が)。

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試しに食べてみた茹でたむき身は甘くてすごく美味しい。が、ジャリジャリとたっぷり砂がある身が多いではないか。

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それでも湯豆腐はすこぶる美味しい。出汁がいいし、ネギがまた合う。

だが、貝の身の砂がダメ過ぎる。とくに小さな身のものにもたっぷりの砂が含まれていることに驚いた。だから、オレンジ色の舌と貝柱だけを食べ、内蔵のある身は捨ててしまうという作戦に出た。

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が、やっぱり小さいのはもったいないし面倒くさいのもあって全体を食べてしまう。するとまたじゃりり・・・。

後で調べてみると

「バカガイは一晩置こうが、包丁の刃を入れて置こうが砂は吐き出しません。アサリと混ぜての調理は厳禁です。砂地獄になります!」

とか、

「バカガイはアサリなどのように半分くらい海水に浸った状態で置いておけば勝手に砂を吐いてくれると言うわけではないんです。一般的には、サッと茹でて剥き身にした状態でよくもんで砂を落とします」

などと書かれたレシピページがあって納得。

半茹でした剥き身を根気よく何度も水洗いするか、先に書いたようにオレンジ色の舌と貝柱だけを食べ、内蔵のある身は捨てるか、あるいは・・・

「海水をはったボールなどに笊などで上げ底をした中に貝を入れ、ポンプで空気を送り込んだ状態で2~3日活かしておくと完全に砂を吐いて身が全部食べられるようになる」

飛び道具を使う手もあるらしい。

それにしても師匠は前日の貝をどうやって砂抜きをしたのだろうか?

聞き忘れたのだった(泣)。


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