ベンケイソウ、ヒメヤママユ


ベンケイソウの花が咲いた。葉の分厚い多肉植物で乾燥に強く、石垣にぶら下がるようにくっついている。いつか、花が咲くかな? と思って、石垣の草取り手入れの際も意識して残しておいたのだ。
僕には園芸品種よりも高山植物の仲間として馴染みが深い。それにしても大きな集合花で驚いた。

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梅とダイアナ


梅干しにした梅はとても安価だったが、それは「傷梅」だからで、傷がひどいものはやはり梅干しには向かない。それは砂糖漬けにして、その梅シロップを氷水で薄めて楽しんだ。さてその出汁ガラのような梅の果肉、とはいえまだまだ香りも味もある。それを寒天で包んで梅ゼリーをYKが作ってくれた。

さて、最後にタネが残った。梅干しのタネを割って中の仁を食べるのはけっこう好きだ。梅の香りというのは実はこのタネの中の仁から出ているそうで、いわば梅のエッセンスは果肉ではなく仁にあるのだ。

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野反湖へ


今年の夏の暑さはかなりのもので、おそらくこのアトリエでも熱帯夜になっている。同じ群馬県下の館林で40度を越える最高気温を記録。麦収穫前後の雨続きにもハラハラさせられたが、その後はお湿りのない日々がずっと続き、気温は上がるのに夕立の雨がない。いったいこの暑さは何なんだ。うー、避暑に行こう!

というわけで、目指すは野反湖(のぞりこ)。群馬、長野、新潟の県境に位置する、2000mの山々にかこまれた高原の湖のほとりでキャンプするのだ。セカンド・カーのアクティに荷物を積み込んで出発。途中に温泉がいくつかある。前々から気になっていたS温泉の露天風呂に行ってみた。川の中から湯が湧き出ており、混浴の露天風呂と聞いていた。

ところが、現地に近づくにつれ、川の様子に一抹の不安がはしる。爽やかな渓流ではなく、キタナイ感じのする、流れなのである。花敷温泉の建物を過ぎてもその川の印象は変わらない。S温泉用の無料の駐車場には、たくさんの車が止まっており、キャンピングカーで来て、すでに酒盛りしているグループもいる。

そこに車を止めて、いちおうタオルと着替えを持ち露天風呂まで行ってみたら、女性はもちろんオッチャンも海パンで入っている。やっぱり流れと周囲の雰囲気がキタナイ感じがして、コケやヌルがついている。小屋掛けの小さな湯船もあるのだが、そこには地元爺さんがいて、女性が一緒に入れるような雰囲気はない。

結局、入らずにUターン。硫黄臭のない無色透明の湯であることも、そそられない要因だった。全国の山岳渓流をいろいろ釣したことがあるので、水の色とか石につくコケの感じを見ればピンとくるのだが、この川は発電か何かの取水をされて水量が少なく、上流の民家の排水が入っていると思う。草津まで戻って外湯に入った。

野反湖には夕刻着いた。キャンンプ場は駐車場から15分ほど歩かねばならないので、荷物移動用にリヤカーを貸してくれる。キャンプ料金は2人で1,900円。このキャンプ場はアウトドア雑誌で日本一のキャンプ場に選ばれたこともあるそうで、さすがに雰囲気がよく気持ちがいい。

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天牛、矢切止夫


今年もルリボシカミキリがやって来る。薪を侵す害虫だが、コイツは許す。日本に棲むカミキリムシ約800種。その中で最も美しいものの一つ。このカミキリムシの古語(漢名)は「天牛(てんぎゅう)」という。

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