満帆のごじめん


群馬で熱狂的な支持を受けているラーメン屋に「だるま大使」がある。強烈なこってりとんこつラーメンである。群馬の人は獣系こってりが大好きのようだ。そこにニューウェイブで現れたこれまた強烈なラーメンがある。「二郎」系と呼んだらいいと思うのだが、本家の二郎を食べたことがないのではっきりしたことはいえないのだ。

が、ここには「つけめん」もあってそれがまた人気があり、それは池袋の「大勝軒」系のものであるらしい。で、その本家も食べたことがないのでなんともいえないのだった。んー、前置きが長過ぎた。そのラーメン屋は伊勢崎にあり、名前は「満帆(まんぱん)」という。

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陽気軒


年明け早々に出す本のために連日連夜仕事の日々である。深夜まで仕事をしては眠気の限界になると、布団に潜り込み、さっと意識が明けたところで起き出して、仕事にかかる。

コタツでパソコンを打ちつつ、朝の日の光が障子に差すのを眺める。南側に立つカシの木の葉が風で動き、光と影がゆらめいて、透徹な、しいんとした朝の時間が過ぎていく。

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ひぐま


群馬はラーメン屋が多い。しかも、そのスタイルは百花繚乱でレベルが高い、と思う。群馬の外食で気づくのは「肉食」系が元気だ。ということである。海なし県だから当たり前かもしれないが。そもそも畜産が盛んであること。トラック道が多いこと。工場が多いこと。関東平野のすそにあり、土木建築工事に恵まれていること。昼飯でコッテリ外食する人が多いのである。そこに住む人、食を利用する人の好みを、その地の外食産業は反映する。パワフルな外食人口が、群馬の食を特徴づけているように思う。その奥に潜在する群馬の秘密にも気づいたのだが、それはいずれ語ることにする。

さて、以前から気になっていた太田の「サッポロラーメン羆(ひぐま)」へ行ってきた。12時開店の、10分前に店に着いたらすでに行列。

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