7月の九州北部豪雨の印象がまだ尾を引いて、もう忘れられているかもしれないが、昨年の8月30日夕刻に岩手県大船渡市付近に上陸した台風10号は、岩手県内だけで死者・行方不明者23人という犠牲を出し、多数の土砂崩壊を発生させた。
8/28日付『河北新報』の社説に「台風10号から1年/治山こそが治水の基本だ」というタイトルで、その様子と今後のことが書かれている。その中に中洞牧場のことが載っているので紹介したい。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
7月の九州北部豪雨の印象がまだ尾を引いて、もう忘れられているかもしれないが、昨年の8月30日夕刻に岩手県大船渡市付近に上陸した台風10号は、岩手県内だけで死者・行方不明者23人という犠牲を出し、多数の土砂崩壊を発生させた。
8/28日付『河北新報』の社説に「台風10号から1年/治山こそが治水の基本だ」というタイトルで、その様子と今後のことが書かれている。その中に中洞牧場のことが載っているので紹介したい。
前に畜産の悲惨な状況を書いたが、では乳牛についてはどうなのか? 岩手で自然放牧の牛飼いをしている中洞正さんの『黒い牛乳』(幻冬舎メディアコンサルティング2009)という本を読んだ。これまた衝撃的な内容だった。乳牛もまた、肉牛の肥育にまったく同じなのである。飼料は輸入穀物(遺伝子組み換えトウモロコシが主)、そして密飼いである。
2017九州豪雨、連日テレビの映像や続々とアップされるYou Tube の映像などを見ている。この頃はドローンでの撮影が導入されているので、現地の様子がよく解る。
それにしても凄まじいまでの流木である。多くが根っこを付けていることから、土砂崩壊で滑り落ちたスギと思われる。そしてかなり太いサイズのものが混じっているのが特徴的なのではないだろうか。
今回の九州豪雨、所によっては500ミリ以上の雨が降っている。これはヨーロッパ諸国の年間総雨量にも匹敵する。が、この程度の雨は、日本の山間部ならこれまで何度も降っている。50年から100年の間には出くわす雨である。
それより押し流された流木の多さと、とくにその太さが特徴的だ。あの通直さ、皮の剥け方、明らかにスギである。九州は戦後の拡大造林時に植えられたスギ林がたいへん多く(被害の集中した日田はその一大植林地でもあるのだが)そのスギは根の貧弱な挿し木苗から育てられたものだ。
バロンは昨夜家に帰れなかったせいか、朝のエサを食べてから昼間はほぼ一日中寝ていた(昼エサはちゃんと起きて食べていたw)。ところでブログを書くのにネットや図書館で資料を漁っているうちに、2つのビッグなニュースが飛び込んできた。