スギ床と移動火鉢


新居に引っ越して初めての冬を迎えているが、無垢のスギ材は温かいということをしみじみ味わっている。スギは柔らかく傷つきやすい、また汚れやすいので床材には敬遠する建築家が多い。

ナラやサクラ、タモなどの広葉樹が王道であり、それを付き板でコストダウンを計る(つまり合板である)。あるいは無垢でも塗装して表面を覆ってしまので床は冷たい。現代住宅は西洋の模倣がベースにある。あちらは靴を履いたまま部屋を歩く文化である。

2階の床は30mmの無垢材だからその性能は言わずもがななのだが、ちょっと驚いたのは1階のフローリングの温かさである。

最初は1・2階全部屋に低温乾燥スギ(愛工房)30mmを張りたかったが、予算が合わずそれは2階の囲炉裏暖炉があるワンフロアーだけ。あとは高温乾燥の30mm、そして1階は15mmの厚みで我慢した。

その場合、一般には下地に合板を用い、その上に15mmを張るのだが、この家では合板を避け12mmのスギ野地板を使ったのである。

これが温かいのだ。

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箱火鉢の着火&着物暮らし


まだ日中から囲炉裏暖炉を焚くような寒さでもないので、火鉢を点けている。手前の炭入れをしまっておいたロフトから取り出してきた。

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火起こし器がないので網を使おう。これは100円ショップで買った銅線で自分でテキトーに編んで作ったものだ。

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箱火鉢、始動♫


新居は夏の日照を押さえるために窓を小さめに設計してもらった。そのせいか春・秋の季節、外は天気がいいのに室内やや肌寒い、と感じる日がある。天気がいいんだから外に出りゃいいんだけれど、仕事柄パソコンにかじりつかねばばならない日もある。

そこで火鉢登場♫。これを仕事イスの背面床に置いて小さな炭火をともすだけで、温かさは絶大な効果がある。背後からじんわりとやってくる炭の温かさはなんとも心地よい。

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屋敷林、水源、暮らしの技術(その6/阿蘇観光)


今日は1日フリーなので囲炉裏で朝食を頂いてから阿蘇観光に出かける。

長男のJ君(小3)もそうだが、長女のSちゃん(5歳)も囲炉裏の火が大好きのようだ。5歳にもなるとやや安心だが、3歳くらいまでは火の熱さや怖さを知らないので囲炉裏に落ちないよう周囲が十分注意する必要がある(ジローさん宅には1歳の次女Nちゃんがいる)。

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