9年目の春、庭と畑にて


Gomyo倶楽部のフィールドで、斜面が崩落して掘り出されてしまったエビネをアトリエの敷地に植えてみたのだが、夏に枯れてしまい諦めていた。が、ダメ元で厚く草マルチをしておいたら、この春に芽が出てきた。ひよっとしたら再来年あたり花をつけてくれるかもしれない。

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『香川の家』取材


今日は住宅情報雑誌『香川の家』の取材が入るので、朝から必死の掃除作業💦 工務店のH社長、雑誌社の2名、そしてプロカメラマンの4名が午後イチで来訪。じっくり時間をかけ、内外を撮っていった。絶賛する女性編集者、そしてカメラマンの「独特の世界観を持った家だね・・・」という言葉が印象的だった。

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額と照明


2年前の9月、一念発起して壮大な断捨離を行なった。ベッドルームのクローゼットに溜まったままのyuiさんの衣類と、ベッドの撤去である。衣類は洋服だけで70リットルのビニール袋に10個、ベッドは折りたたんでブルーシートに包み、下屋に立てかけて置き、僕のベッドだけやや中央に移動。すると当然ながら大きな漆喰塗りの白壁が現れた。

ビニール袋10個、そして新たな空間が

なにか絵でも置かないと寒々しいほどだったので、2003年の個展のとき額装した原画を床置きしてみた(作品画像はこのブログでも見ることができる「みんなとプーク/トライとらい」)。

で、昨日多度津から流れてきた皆にベッドルームの新作「水郡線の絵地図」を見てもらったりしたんだけど、リリーさんが床置きしていた「みんなとプーク/トライとらい」を熱心に読み始めてしまい、

「これ床置きじゃ読みにくいですよ、壁にかけてください!」

と叱られてしまった(ーー;)。なので今日はその額をさっそく壁掛けした。壁にフックを取り付け、読みやすいように照明をつけた。照明といってもホームセンターでソケットを買ってきて裸電球を取り付けただけだが。ひもで横引きするスイッチ付きのソケットがあった。縦に変換するミニ滑車がいっしょについて900円くらい。

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ユニットバスと職人仕事


長くかかった単行本を脱稿したものの、矢野さんのチェックがなかなか届かない。この間、イラストの細部の調整や、タイトルやカバーデザイン、扉のデザインなんかをやっている。畑に出るのも億劫で、ほとんど放ったらかしにしていたら畝溝にエノコログサがびっしりと立ち上がってしまったので、朝からエンジンカッターで草刈り。

汗びっしょりかいたので風呂場で行水する。シャワーだと風呂場の中が水滴だらけになって掃除が面倒なので、湯船に太陽温水器の水と水道水を半々に入れてさっと浴びてしまうのがいつものやり方だ。

アトリエを作るとき、風呂に関しては妥協と諦めでユニットバスにしたのだが、住み始めて思ったのはむしろそれで正解だったということである。自然石の床にヒノキ風呂なんて作ったらメンテナンスしっかりやらないとカビだらけになってしまう。

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基礎断熱の床下に漬物樽を


アトリエの建築は基礎断熱工法なので外部との通気的な開口部がない(室内の2カ所に通風孔がある)。洗面所の床に点検孔が設けられており(配管や配線が地下を通っている)、そこを開ければ中にもぐってどの部屋の床下にも通じるようになっている。一定の地温の影響を受け、冬は暖かく夏でもけっこう涼しい。

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