引っ越し完了!/神流アトリエ時代


ようやく旧ブログの引っ越しが終わりました。神流アトリエ日記(1)(2)(3)、それと「森からの贈り物 SHIZUKU」の4つのブログの合計は2,200記事ほどもありました。2005/4/13から2016/10/21の今日まで約11年半、このブログには2,325本の記事が入っています。壮大なブログですね(笑)。

実は、山暮らしの前半は「未来樹2001と大内正伸のホームページ」の中のコンテンツ「神流日記」で記事を書いているのですが(2004/9/13〜2005/4/12まで122本)、それはまたヒマをみてアップしたいと思います。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-10-21-12-28-29

さて、約5年にわたる神流アトリエ時代を簡単に総括してみましょう。そのトピックは、

1)薪火暮らしの確立

2)自然農の実践

3)山の食事に感動する

4)古民家改装・敷地の土木工事(小屋、石垣、獣害避けフェンス等)

5)個展と紙芝居ライブ

6)群馬を学ぶ小旅行や温泉行き、食べ歩き

7)取材や講演のための全国旅行

と、以上大きく7つを上げることができると思います。

1)はマッキー君に始まり囲炉裏を発見し、燠炭を使った火鉢やコタツに発展させていきます。なんといっても炎の囲炉裏を再現したことが大きい。これで暮らしは一変しました。

2)周りの人たちの視線を感じながらも、草と共存する不耕起・無肥料の栽培を、傾斜畑で実践し、新たな発見をしていきます。

3)畑で得た野菜の美味しさ、薪火と山水のチカラによる「山の食事」の美味しさに心底感動し、驚かされる。

4)主にスギの間伐材を用いた改装工事、そして石垣再生をはじめとするほぼ人力による土木工事の実践。

5)埼玉「ななくさの庭」、高崎「棗(なつめ)」、「ららん藤岡」、神奈川大和市、桐生「フェズ・白い箱舟」、徳島貞光「織本屋」などでの個展、新しい紙芝居と音楽ライブの発展。

6)群馬のランドスケープの魅力、食の愉しみ、そして温泉に開眼。

7)この5年間で次のような旅をした。

○コペン西へ(白川郷〜四国~出雲~福井~輪島)
2005/9/16~9/30(15日間)

○イラストマップ取材(筑波山~水戸~土浦)
2006/1/19~21(3日間)

○イラストマップ取材(霞ヶ浦~真壁~佐野)
2006/2/14~16(3日間)

○林道連載取材(鳥取投入堂~岡山新見〜伊豆)
2006/8/16~25(10日間)

○ふゆみずたんぼ看板仮設置と現地取材(宮城蕪栗沼~平泉中尊寺)
2006/12/20~22(3日間)

○林道連載取材(登呂遺跡~足助~四万十町~紀伊半島~宮域林~飛騨高山)
2007/2/27~3/11(13日間)

○高山祭り・位山登山
2007/4/14~17(4日間)

○林道取材・みちのく温泉麺食い紀行(福島~岩手~山形~蔵王~会津)2007/7/23~7/30(8日間)

○四万十式作業道取材(上田〜四万十町〜佐田岬〜熊本〜宮崎〜和歌山)2007/10/3~10/21(19日間)

○屋久島紀行(豊岡、徳島、出水、周南のツル取材含む)
2008/3/1~3/26(27日間)

○ふゆみずたんぼシンポジウム、静岡(袋井・磐田~天竜~諏訪)
2008/7/4~7/5(2日間)

○石垣取材(徳島阿波踊り~高松~佐田岬~大阪〜奈良法隆寺~静岡安倍川)2008/8/14~8/23(11日間)

○徳島個展・石垣取材(静岡~神戸~穴吹~愛媛外泊~京都~近江~下諏訪)
2009/1/8~20(13日間)

我ながら驚くべき行動力だが、これはCopenという車の存在も見逃せない。山暮らしで2シーター所有という前代未聞のスタイルを、私たちはあえて採ったのですが(軽トラも併用)、これは神流アトリエの暮らしに実に大きな豊かさをもたらしてくれた。

自由にやらせてくれた大家さん、イタルさんやY先生というご近所の先達にも恵まれた。この土地と家との出会いも奇跡のようだった。しかし、もっとも感謝すべきは相方のyuiさんでしょう。この暮らしはひとりではなし得なかったし、また人生をリタイアしてから山に来たのでは、体力的にも気力的にもこれだけの行動力は生まれるすべもなく、『山で暮らす愉しみと基本の技術』とそれ以降の書が世に出ることはなかったでしょう。

上の取材にはすべて同行し、個展と音楽を常にインスパイアしてくれ、なにより炎の囲炉裏を「やろうよ!」と後押ししてくれたのは彼女でした(こんな女性がいったい何処にいるでしょいうか?)。ともあれ、私たちのテーマは一貫して森林・林業と、それに寄り添う「自然とともにある暮らし」で、それは個展や音楽ライブにも流れているのです。

というわけで、格納完了ととにも4本の旧ブログは削除しました。今後は本ブログ「囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio」でお楽しみください(まだリンク切れが多々あると思いますがご容赦ください)。

kinusato
高崎市「群馬県立日本絹の里」にて(2005/5/12)

 

桐生「忍木菟屋」編、格納完了

四国編、格納完了


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください