近所の鋸谷式


朝から一日じゅう連載の仕事。相方は畑へ。夕刻前にラフが仕上がって東京へFAXで送る。今回のテーマは料理。しかし僕がこんなに食べ物好き料理好きとは、HPを立ち上げるまでみんな知らなかっただろうな。山暮らし1年目からして畑にのめり込むことができるのは、この料理と直結していることも大きいのだ。なにせ無農薬の採りたての野菜は旨い。味が濃く深いので、同じ料理でも素材の強力さで別物になってしまうのだ。
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シュロ縄


Amazon に注文した『草を編む』が届く。相方は昨日からシュロ縄を本格的に編んでいる。この縄からまた新しいクラフト作品をつくる予定という。楽しみ! アトリエ敷地で伐採したシュロである。その皮をはいで保存しておいたものだ。

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廃材の釘抜きと積み込み、タケノコ来る


朝、畑の水やりと雑草取り。その後、のんびりと朝食兼昼食。食後は読書。いま、永田農法の本を読んでいる。午後、木材置き場の片付け、廃材の釘抜きと積み込み、昨年折れて伐根が残っていた桃の木の根を掘り起こす。周りの雑草を刈り、堆積した落ち葉を集め、堆肥置き場へ放り込む。端材や節の多い丸太は薪にチェーンソーで切断し、薪割りする。皮剥きもやった。

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養蚕のための家、ウドの天ぷら


水戸の旧友Tが遊びに来るというので、その前に原稿取材に上野村の重要文化財「黒沢家住宅」を見にいく。スケールはわがアトリエの4倍はあるかな。1階の各部屋もおしゃれだし2階の大空間はまるで体育館のようである。2階は養蚕の作業部屋である。

幕末に横浜開港、そして絹糸が大量に輸出され、外貨を稼いだ時代があった。国営の富岡製糸工場が開業、上州の生糸は品質が高く「マエバシ」の名で欧州に知られていた。切り妻屋根、総2階。群馬県の北・西部の古民家はこの形式が多い。屋根の総面積もかなりのものだと思うが、これがクリ板の割板を重ねたもの。それに石がずらっと載せてあり、ただただ壮観。食料の買い出しに峠をトンネルで超え、下仁田から高速に乗って藤岡へ。運転は相方で、僕は助手席でパソコンを膝にのせ仕事。

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石垣、ワサビ漬け、ウド移植


日曜日ごとにやってくるトラックの移動販売の黒沢商店のおじさんの話は本当に面白く興味深い。おじさんは現在67歳。神流川最上流の上野村で生れ育ち、Y先生の「すりばち学校」で実際にY先生の教え子だったことがある。現在は高崎に近い玉村町に住み、トラックに食料を積んでやってくる。

昨日はおじさんの話を意図的に誘導し、石垣の話を聞き出した。日本の山間部に数多くみられる石垣は、いったいどのような構造になっているのか? その材料はどこからやって来たのか? 重機のない時代、あれだけの重さの石をどうやって積み上げたのか? この「石垣の秘密」・・・前々から勉強したかったのだ。

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