三角寺の奥の院はトンネルを越えた山の裏にある。この寺は仙龍寺といい、別格霊場の13番になっている。別格霊場というのは88箇所からは外れているのだが、とくに空海ゆかりの霊場が他にも多数あり、全部で20の寺院が、別格二十霊場としてまとめられている(88+20で煩悩の数108)。
入口には、三角寺の奥の院なのだが「四国総奥の院」の石板が。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
三角寺の奥の院はトンネルを越えた山の裏にある。この寺は仙龍寺といい、別格霊場の13番になっている。別格霊場というのは88箇所からは外れているのだが、とくに空海ゆかりの霊場が他にも多数あり、全部で20の寺院が、別格二十霊場としてまとめられている(88+20で煩悩の数108)。
入口には、三角寺の奥の院なのだが「四国総奥の院」の石板が。
88箇所霊場の他に弘法大師と縁の深い「別格20霊場」というのがあって、すでに88箇所を打ち終えた人がこれらの寺を巡ったり、あるいは合わせて88+20=108寺で煩悩の数になるので、同時に参拝する人もいるようである。
そのうちの一つ別格霊場4番「鯖大師本坊(さばだいしほんぼう)」が途中にあるので立ち寄った。
寺の略縁起には・・・
千二百年程昔、お大師様が巡られた折、この地が霊地であることを悟り、御修行されました。
ある朝通り掛かった馬子に積み荷の塩鯖を乞われましたが、口汚くののしられ、ことわられました。
馬子が馬引坂まできた時、馬が急に苦しみだし、先ほどの坊様がお大師様と気づいた馬子は鯖を持っておわびし、馬の病気をなおしてくれるように頼みました。
お大師様がお加持水を与えると馬はたちまち元気になり、お大師様は八坂八浜の法生島で塩鯖をお加持すると生きかえって泳いでいきました。
そこで仏の心を起こした馬子は、この地に庵をたて古今来世まで人々の救いの霊場といたしました。
とある。