カタクリと弁慶


桐生市内は桜の名所が多い。コペンをオープンにしていくつか見てきたがいまいち天気が冴えない。黄砂なのかケムなのかスモッグなのか知れないが。ついでにお隣、笠懸町に岩宿遺跡という史跡の山があり、そこのカタクリを見に行ってきた。水道山公園は松枯れがどんどん進んでおり、岩宿の山はナラ枯れも進行しているようだ。

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カタクリ咲く


2/12の日記に書いた埼玉県鶴ヶ島市のイラストマップの仕事が大詰め。なにしろ私のイラストマップは細かいので大変なのである。今回はA2サイズをパソコン上のデータで仕上げる。Macの性能がここ数年でずば抜けてよくなり、いよいよA2サイズのイラストをデータで動かせるようになった。これはもう本当に夢のような話である。

さて、外は春。カタクリの花が咲いた。敷地にカタクリが咲くなんて、なんて恵まれたところに住んでいるんだろう。しかし、そんなときに室内で仕事と格闘しなければならず、のんびり庭も歩けないというのも、なかなか辛いものである。

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カタクリに呼ばれて


埼玉県神川町の「カタクリの花まつり2006」にSHIZUKUが呼ばれてタマリン紙芝居をやってきた。埼玉県とはいっても場所は鬼石町の隣の旧神泉村の一角。ゴルフ場敷地に近い飯盛山(別名:大神山)のすぐ下である。ステージから見上げるとその山頂の木々が見える正面。かつて僕も相方もこの山をモチーフにして個展作品をつくったことがある。縁を感じた。しかもステージの司会は近所の林業家Aさんの娘さんで、彼女とは僕らが主催した東京でのイベントで会っていたことがあるのだ。

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カタクリのスケッチ


ようやく梅が咲きそろい、地面から萌え出た緑が一気に目立ち始めた。水路際の落ち葉取りと草むしりをやった。敷地は、昨年の春とは変わってきているのがはっきりとわかる。花の種類と数が増えたことがあげられる。生活圏を適度に草刈りすることで、様々な花が息を吹き返したかのようにみえる。他の植物に被圧されて息も絶え絶えだったクリンソウは、そのロゼットの数を急激に増やした。いままで見られなかった水路の中間点にも出てきている。

ここに来た当時、洗濯物の脱水しぼりに使っていた竹を外して、ノコで切ってからナタで割り、それを燃やし、お湯を沸かした。乾いた竹はよく燃え、いい燃料になる。その竹を縛っていた麻と藁の縄も、燃やした。当て木にしていたスギも燃やそうとナタで割ったら、その灰色にくたびれた表面とは裏腹に、艶やかな断面がみえた。1年以上雨ざらしだったのに、変色しているのはほんの表面だけなのだった。虫食いもまったくない。

純粋な自然素材の道具は、くたびれたら燃やすことで、燃料として役に立ち、ゴミにもならない。植物系の自然素材は、人間がちょっと手を貸してやるだけで、条件さえ整えば自然に育ってくれる。このすばらしい循環を再び大切にしたいものだ。

カタクリをスケッチした。敷地の石垣のきわに群生している。昨年発見し、シャガに埋もれていたのをカマで周りを刈って、落ち葉を少し取り去ったのだ。フクジュソウもそうだった。両方とも、今年はたくさん花が咲いた。今の季節は刺す虫がいないのでスケッチも快適である。

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