バロン海を見る


今日のバルコニーから見る瀬戸の海はまるで地中海のごとく蒼く冴え、思わずアウトドア用のベンチを出して網戸を開放し、窓際に座って見とれてしまった。

朝からこんな気分にさせるのは、今日はたまたま祭日で隣の保育園の喧噪と無縁だったからかもしれない。

と、バロンが膝の上に乗り、ついで肩まで登ってくる。いつもなら首の周りを回った後にすぐ降りたりするのだが、今日は肩に乗ったまま、いっしょに海を見ている。

そのうちバロンは肩の上で固まって、眠って動かなくなった。仕方なく、私も不思議な気分で、まどろみながら海を見続ける。

barondaidoko

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バロンNo.3入場す。


山暮らし・神流アトリエ時代にファンになっていただいた方は知らないだろうけど、実は私はこれまで東京在住時代にかなりの数のネコを飼ってきたのである。電子本『北アルプスのダルマ』には片足の猫の出産話が出てくるし、初期のHPでは「バロンの風船玉日記」という育猫記までやっていたことがある。下がそのときの扉である。

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