キャナルシティ、浜省ライブ(その3/博多にて)


関門海峡は通行料100円。トラックに挟まれながら慌ただしく通過するという感じで「これから九州ヘ渡るのだ」というセンチメンタルな感情に浸っている暇もなく、あっという間に門司に上陸。今宵は博多にて浜田省吾のライブである。さて、それまでの時間つぶしだが、なんせ博多だからいろいろあるわけで、「キャナルシティ博多」に行ってみた。

六本木ヒルズなんかを設計したジョン・シャーディの建築で、建物や噴水なんかは面白かったが、そこかしこにイルミナティ的・悪魔的シンボルに満ちていてげんなりした(そういえば中にディズニーショップがあった)。同じく大阪の「なんばパークス」もジョン・シャーディだがこちらはエコロジーを基調としていて好感が持てたが・・・。

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九州で浜省なのだ♬


今日は高松をぶらぶら、美味しいラーメン屋さんに行き着いたんだけど、台風15号と土砂ダムのことが気になっていたし、YouTubeで「チェルノブイリ・ハート」を見ていたらアップする気も失せた。

9/4高松で小出 裕章(こいで・ひろあき)さんの講演会があった。お疲れなのかちょっとやつれた感じだったけど、講演は力の入った濃密なものだった。でも会場は冷房が効き過ぎたて寒くてまいった。港に近い最新のガラス建築で、フロアに出ると温室状態で暑い。これが小出さんの基調に流れるテーマと相反していて、面白いと言うか悲しいというか・・・。

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コブダイとクラゲの関係


いやー自分のカタイ講演録70分を編集してYouTubeにアップするなんてやってたもんだからクタクタになってしまったよ(笑)。ところで白髪の佐野元春がテレビCMに出てたもんだからアレレ?と思ったら、昨年から今年にかけて「30周年」のツアーをやったんだね。老けたな佐野元春。まあ、清志郎も死んだし、オレだってもう50過ぎたんだから当たり前かw。

佐野元春といえば東京在住のサラリーマン時代、六本木の後輩の社宅に転がり込んではよく聴いていた。荒れていたなぁあの頃はw。高校時代はもっと荒れていたんだ、心は。だから清志郎の「トランジスタ・ラジオ」はあの頃のオレそのものだったのだ。

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福井講演旅(その6/浄土寺)


最終日、大阪から岡山の宇野まで陸路を走り、フェリーで高松へ帰る。その道行きで見たいお寺があった。兵庫県小野市の「浄土寺」。鎌倉時代の建物だが、ここに快慶の大作「阿弥陀三尊像」がある。

夕日を堂内に導き、床の反射を利用して、内部の朱色と仏像の金地を輝かせ、極楽浄土、来迎の風景を現すという劇的な光の演出効果を備えた御堂としても有名である。高校生の頃からこの寺の写真を眺めていたが、小野市は畑と溜池の点在する何の変哲もない田舎町だ。さすがに行く機会がなかった。カーナビを頼りに近づくと、「国宝 浄土寺」という大きな看板と駐車場が見えた。

これが仏像を内する浄土堂だ。大きい。僧重源によって建てられた。鎌倉時代のはじめ、東大寺の再建工事のときに重源は要職についていて、所領としてこの地を与えられ、それで浄土寺を造ったらしい。南大門とともに大仏様という特異な様式で、その内部は梁が45°に突き出て、雄渾で圧倒されるほどだが、中央に鎮座する巨大な阿弥陀三尊像がまたすばらしい。

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福井講演旅(その5/大阪キタ)


京都から、帰りはもう一度、大阪へ。キタの淀屋橋に宿をとる。御堂筋から歩いてすぐの所だ。

御堂筋といえばオーヤンフィーフィー(古いなぁ)だが「名前は北御堂(本願寺津村別院)と南御堂(真宗大谷派 難波別院)が沿道にあることに由来する」(ウィキペディア)。御堂とは 寺院。または仏像を安置したお堂を言う。

この御堂筋のキタの沿道には彫刻が置かれている。これが、なかなかいいのだ。実はいま居る高松もストリート彫刻が多いのだが(ほとんどが抽象石彫刻)、御堂筋のものは具象の大御所作品が多数あって楽しめる。それが銀杏並木とまたよく響き合っている。

高村光太郎の「みちのく」。十和田湖にあるやつの、小さいのだ。

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