翌日は東温市の滑川渓谷を訪ねる。入り口は青石。
集落には青石の石積みによる棚田が。
彼岸花が咲いていた。美しい石積みである。河原から拾い上げた石なのであろう。角が丸い。下の畑の緑はコンニャクである。
滑川渓谷は平らな広々とした床が連続するナメ川で、礫岩というのがまた珍しい。
大きな甌穴(おうけつ)。石が壷の中で回転して穴を掘ってしまったのだ。
それにしても、この岩のスケールはすばらしい。そしてその先に奥の滝がある。
巨大な軍艦の船体にも思える岩棚の奥に、滝が現れる。「龍の腹」とはよくぞ名づけたものだ。
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続いて面河渓谷へ。森がいい。
橋の上からゴルジュの谷を撮る。
石英と長石になる火山岩の白い石が、なんとも美しい緑の水を映し出す。
岩壁のスケールもすばらしい。
石鎚スカイラインのブナに会いに行く。
寒風山方向の林道へと進んでみた。
山には静かな秋の気配が・・・。