前日はチトたくさん寺を回り過ぎた。しかし天気がいいので今日も遍路は行く。
51番札所「石手寺」。松山の繁華街から一番近いお寺である。車道から山門まで回廊があってお店が並ぶ。
これはシュロ皮を使った手づくりはけ(箒)販売のお店。
山門は国宝だが、幕がめくれていたりする。
いきなり三重塔が目に付き、もくもくと線香の煙が上がり観光客のざわめきが多い。建物が多いので本堂はどれ?と探すことになる。
大師堂。
三重塔と巨大な大師像。
やたらと祈願の書き文字やパワーストーンの置物や、素人っぽいペンキ仏画があって雑然とした雰囲気。重要文化財の建物が多いはずなのだが、中には廊下に合板をネジ打ちして踏み板補強しているとうなところもあって驚いてしまう。
今回は訪れなかったが、奥には洞窟や奇怪な仏像を並べた場所もある。このお寺はサブカルチャー的に見ればいわば珍スポットとしても有名なのである(興味ある方はネットで調べてみるとよい)。これを楽しんでしまう向きもあるようだが、私たちはあまりにオドロオドロしく、いたたまれず早々と退散したのであった。