57番、栄福寺


59~58番と廻って57番札所「栄福寺」へ。山に向かって上っていく坂の途中から入る。入口に山門はない。

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ここでなんといっても目立つのは正面の境内に立つ真新しい現代建築だ。意匠に格子戸が使われているところから寺関連の施設であることが伺える。

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そこを90度ずつ折れ曲がって、大師堂と奥に本堂。なんだか妙な配置なのは、もとは神仏習合の八幡宮だった。それは山の上にあり、明治の神仏分離令によって寺は現在の位置に移転。大師堂は山頂にあったものを移築したものだそうだ。

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まずは本堂へ。普段着のご婦人2人が連れ立って参拝していた。

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大師堂は彫刻がすごい。こんなものが移築して破損せず正確に組めるものなのだろうか?

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それにしても大師堂はどこでも龍のイメージがつきまとう。これはほとんどヘビじゃないか? ちょっとお腹いっぱいになる。

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一方でこの現代建築はあまりにも伝統と乖離している。窓がコルビュジエしてるじゃないか? 後で調べたら、「仏教を考えるスタジオ、寺務所、提案所、書庫として新しい栄福寺のシンボルとなる建物」で、若い住職の発案らしい。若い住職さんはwebもやり(こちら)本も出している。

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ちょっと気になるユルユル看板。

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ここではないけど今治のフレッシュバリューというスーパーで追加のローソクを購入したとき魚コーナーを観察。大きなウマヅラハギが肝を見せて並んでいたり、地物の魚がたくさんあった。

ところでネットで調べていたら八幡神社の尾根には花崗岩の磐座があるようだ。ここは今治平野に岬のように突き出た尾根なのでさもありなん。古くは弘法大師が海神供養を修し、海陸安全の祈願寺であったという縁起も、解るような気がする。


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