手術その日の夜は昼食を食べていなかったこともあり、出された夕食はほとんど食べた。衝撃を受けたのは翌朝の朝食だった。おかゆに梅干し・・・のようなものを連想していたら、なんと食パン・牛乳・マーガリンだった‼️ そうして退院する9/8までがこれが毎朝・・・出続けたのだ💦
半世紀前の学校給食の悪夢にまさかこんな所で再会しようとは思わなかった😱。梅干し漬け物は一度も出ず、昼食・夕食には味噌汁はいっさい出ない。抗生物質の下痢も加わって、3-4日間はほぼ完全断食状態となった。
昼と夕も、砂糖甘の味付け、生臭い薄味煮の養殖魚、業務用「液卵」による料理など、喉を通らないおかずが続く。気晴らしに下のコンビニに何か買いにいこうかと思ったら、眼帯が外れるまでは階下に出ることは禁止だという。
これはいよいよヤバイ・・・と危機を感じ、友人に頼んで家から味噌や昆布・鰹節、梅干しなどを持ってきてもらうことにした。昆布・鰹節を削って味噌玉をつくり、談話室のお茶汲み機器のところで湯を汲んで、簡易味噌汁をつくり、こうして断食開けに白飯に梅干しをのせて1/3ほど食したのだった。
また、漬物や鮮度の良い生野菜、果物類が出ないので、一緒に持ってきてくれた梨やキュウリのぶつ切りがありがたく、貪るように食べた。
もう一つ嫌になったのは寝具(枕やシーツなど)の洗剤(柔軟剤?)の臭いである。僕はこれがもう大嫌いで、その臭いには人一倍敏感であまりひどいと吐きそうになってしまうのである。うつ伏せ体制という難点に加えてこの臭いのダブルパンチ、そして夜中にも続く水下痢・・・ほとんど途切れ途切れにしか眠ることができない。
そして、頻繁に入れ替わり立ち替わりやってくる看護婦さんや看護師さんは、どうやら派遣の人らしく、買い物やお湯、コインランドリーのことを尋ねても即答できないのである。
コインランドリーは実は廊下を少し歩いたところの部屋に、洗濯と乾燥がそれぞれ100円でできる機械があるのだった。「洗剤を買わないと使えませんよ」と通りすがりの看護婦に言われたが、もちろん市販の洗剤など使う気がしない。ただの水洗いで洗ったのであった。