小豆島放牧豚の今月の部位のひとつ、モモ肉のソトモモ。外側に均一に広がった脂身を持っていて、これでハムを作ると絶品なんだとか。しかしはハム作りには塩加減と火通り、すなわち低温調理という難関が待ち構えていて、温度計をにらみながら長時間の茹で時間に付き合わねばならない。
いきなり塊肉でハムに挑戦するには素人にはハードルが高い。そこでやや小さく分割して蒸し豚にしてみた。塩と砂糖同量を肉にすりこんでラップして冷蔵庫で2時間。それを蒸し器で20分蒸す。臭み消しに上下にショウガとネギを置く。
これはうまくいった。薫香こそないものの、味はハムにかなり近い。中華にも洋風のサンドイッチなどにも使えそうである。もともと肉の質がいいので過剰な味付けがないくてもいいのだ。
さて、前後するが朝のバイタミックス ネタ。昨日はいつものグリーンスムージーに飽きたのでトマトベースの野菜ジュースを作ってみた。材料はトマト、コマツナ、ニンジン、パセリ、コーン、塩。どちらかといえば甘さで飲むグリーンスムージーに比べ、塩気が合う野菜ジュースもなかなか美味しい!
バイタミックの粉砕力は野菜の細胞壁も壊してしまうほどのもので、それゆえ抗酸化物質のファイトケミカルなどが摂取しやすくなるそうだ。野菜というのは細胞壁が強靭で、生野菜を噛んだりすりつぶした程度では、ヒトの消化酵素でその細胞壁を壊すことができず、つまり抗酸化物質摂取に関してはサラダは×なのだ。
ところが、最近読んだ前田浩『最強の野菜スープ』によると、野菜を茹でることで細胞壁はあっけなく壊れ、抗酸化物質のファイトケミカルがスープに溶け出すんだそうだ。筆者らの実験では、生野菜をすりつぶしたものより野菜を煮出したゆで汁のほうが10倍〜100倍強いことが明らかになっているという。
というわけで、夜はグリーンスプリットピーのスープを作ろうと思ったのだが、さらに余り野菜をどっさり追加して煮込んでみた。入れた野菜はニンジン、紫タマネギ、ふつうのタマネギ、ネギの青いところ、セロリ、ニンニク、ショウガ、サツマイモ・・・ちょっと不安になり(笑)、ターメリックとタイムを風味付けに入れた。
30分も煮ると野菜はすべてやわらかくなり食べれるようになる。そしてスープの色はこんな(写真左)感じに。味は甘くてそのまま塩なしでとても美味しい。山暮らし時代に囲炉裏で豆と香味野菜のスープを作っていたときのことを思い出した。つくりたては塩を入れないほうがむしろ美味しいのである。このスープと蒸し豚だけですごい充実感。。。
でも炭水化物も欲しくなってパンケーキを追加。
ロールドオートをバイタミックス で粉砕し、小麦粉とレーズン、クルミを入れて水で溶く。
それをノンオイルで焼く。ビタクラフト を余熱しておけばそれが可能。
蜂蜜に練りゴマを合わせたものを塗って食べる。美味しい!
2枚目を焼く。これは冷蔵庫で4〜5日ほど保存できるそうだ。ノンオイルだから酸化しにくいということか。
冷えてからラップして保存。3日後、オーブントースターで温め直して食べたらまったく味が落ちていなかった。コレもいいね♬