オタマの同定、クリンソウの種


小池の生き物たちを調べたくて100均で魚すくい網を買ってきた。オタマジャクシはまだ居残っていて、後ろ足が生えている。調べてみるとニホンアマガエルではなくヌマガエルのおたまのようだ。

実は網ですくって調べてみたかったのはこの甲殻類である。ネットで調べてみたらミズムシというものだった。ワラジ虫やフナムシに近い仲間らしい。アクアリウムでは「ミズケジ」などと呼ばれその見た目から嫌われているそうだが、水生昆虫ではゲンゴロウ飼育などの生き餌として重宝されているという。

小池の水は昨年12月の工事以後いちども涸れたことがない。ふつう、庭に池を作るときは防水シートなどで水漏れを防いだりする。すると大地と呼吸がつながらないので、生態系が育ちにくい。ここは自然にオタマジャクシが泳ぎ始めたし、水生生物も多数わきはじめた。

面白いのはオタマジャクシがいない水路では水生生物が多いのにオタマのいる池にはそれらがほとんど見られないことである。おそらくオタマに食べられているのだ。

2〜3年前からこの一帯はヤブ蚊が大発生し、真冬以外は畑に出るのが億劫になるほどで、毎度防虫ネットをかぶって蚊取り線香をぶら下げて出陣せねばならぬほどだったが、今年からはだいぶ楽になりそうな気配である。

2株のクリンソウは花を終え、茎の先端は50cmほどにも育ち、3輪の種子のリングをつけている。この中にはタネがたくさん入っており、ばらまいておくと来春から自然に株が増えていくはずだ。

もっともこの夏を乗り切れるかがどうか心配だけど(クリンソウは暑さに弱い)、ここは水辺だし西日が当たらないのでなんとか・・・。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください