JBLで、僕らの歌を


買いましたJBLのポータブル・ブルートゥース・スピーカー。ブルートゥースというのはようするに無線で鳴らせるスピーカーなのね。こういうのあるのは知っていたけど、あのJBLがこんなコンパクトな製品を作っていたとは驚きだった。

いま、この手のものは野外で使うのも主流らしく、防水機能がついている。だからお風呂とかでも聞けちゃうわけ。実際お風呂でも使ってます! 持ち運び簡単なので、こうしてベッドルームにも持ち込んだりして。

小さいけどよく鳴る。ボリュームを上げてもぜんぜん割れたりバランスが崩れたりしない。ジャズやロックのベースやバスドラの音が鮮明なのは、さすがJBLといったところか。

スピーカー良いのに変えるとまず一大変化するのは低音なんだよね。チープなスピーカーでは出ていなかったサウンドの厚み。イヤフォンのいいやつだとけっこう低音は聞こえるが、やっぱり音は波動だから、皮膚で感じるとぜんぜんちがう。

側面がこんな感じになっていて、このパッシブラジエターというものがぶるぶる動くのだ。スピーカー全体のフォルムは2次元の写真ではなかなかわかりづらいが、コンパクトでいて研ぎ澄まされていてすばらしいと思う。

こちらに画像を3Dで動かすことができるページがあるので興味ある方はご確認を。

JBL Charge 4

ジャズボーカルの声もくっきり気持ちよく聞こえるが、ボサノバのピッチも心地よいし、ロックのビート、たとえば佐野元春や浜田省吾の力んだ曲を聴いてもよい! まったく、こんなささやかな愉しみを、どうしてこれまで封印してきてしまったのかな・・・。

けっこうでっかく音だしても猫はぜんぜん平気らしい。まあこやつはyuiさん生まれ変わり説もあるくらいだから、音は好きなのかも・・・。

実はこれだけ音楽を自由に思いっきり聴くことは、yuiさんがいたときには、していなかったんだ。ひとつは彼女の声があまりに美しくすばらしく、音楽なんて必要ないほどだった。

不思議なことに、ぼくとyuiさんとの声が、音域も声の質もよく合う。最初に彼女と声合わせしたとき、その録音CDを聴いたとき、感動で震えてとめどなく涙が出た。それはお客さんもわかるらしく、桐生に引っ越してからはいくつものライブハウスやイベントから出演依頼がきて、じっさいよく歌った。

でもお互いの音楽の趣味はけっこうちがうので、僕だけでっかい音を鳴らして自分の趣味を聴くのはためらわれた。そういえばyuiさんはよくイヤフォンで自分の好きな曲を聴いていたっけ。

そう、車の中で自分の好きな音楽だけをずっと鳴らし続けるなんてことは、ぼく一人になって初めてやりだしたことだった。

JBLでジャズを聴いていると、そんなyuiさんと音楽のことをたくさん思い出し、最後はぼくたちのSHIZUKUの歌をJBLで聴きまくったのでした。


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