床の間の壁の下地(石膏ボード)がついた。
和室は4.5畳。1間半(2,730mm)の正方形で、床の間はその半分の1,365mm幅。その割に奥行きが半間(910mm)と深いので床を2段にした。しかし奥行きが深いと落としがけの陰影効果が薄れるのが難。座ると床の天井がおおむね見えてしまう。
真壁の和室はふつう長押で壁の空間が切られるものだが、この部屋は天井が低いので長押がなくて茶室のようだ。そういえば地窓がにじり口に見えなくもないw。天井がシナ合板なのでベニア茶室だけどww。
結局、床の間の上部の「雲板」は付けないで太めの廻り縁をつけてもらうことにした(仮木で押さえ中)。落としがけが高位置なので雲板が目立ち過ぎると判断。
廻り縁には軸を下げる釘を打ち、壁の中央には花瓶を下げ無双釘を取り付ける。
無双釘はすでに下地のボードにセット。
引っ張るとL字の釘が出てくる。ここに竹の花入れなどを掛けて季節の花の一輪挿しを楽しむもよし、額縁の絵も掛けられる。
掛け軸を垂らすときはこの釘を引っ込めておけば軸が痛まない、というわけである。
和室と床の間の壁には聚楽調の珪藻土を塗る予定。そしてもちろん、窓には和紙障子が、床には畳が入る。