上野原事務所。道工具車の点検を見学。矢野さんが長年培ってあらゆる「大地の再生」グッズを搭載したスーパーカー(?)である。
その配置と搭載された道工具のリストも頂いているのだが、それだけで大きな財産であり情報だろう。いずれ、書籍の中でいいかたちで公開できればと思っている。
昼はご近所の長寿村棡原にある「ふるさと長寿館」へ、
生湯葉の美味しさに驚いた。
昨夜の先生の個展に矢野さんらと出かけることになった。やはり奇遇の出会い、しかも縄文土器となると、見ておかねばなるまい。というわけで、ようやく駐車場をみつけて銀座の歩行者天国を歩く。
場所は一丁目にある奥野ビルの「ギャラリー石」。写真家は滋澤雅人さんといい、コマーシャルフォトから能面などをテーマに写真を撮っており、近頃はモノクロで縄文土器を近写し、各地の資料館などでも展示している。
土器の文様と空間性がきわめて宇宙的・未来的に見えてくるから不思議である。大地の再生のテーマである渦流にも通じるものがある。
しかし、この会場の建物がまたすごかった。戦災でも焼け残った築85年のビルで、かつては「銀座アパートメント」と呼ばれ、銀座屈指の高級アパートだったという。リノベーションを施して現在は20軒ほどのギャラリーやアンティークショップが入り、アートビルとしての人気が高まっているとか。
設計を手がけたのは、同潤会アパートの建設部長も務めた川元良一。手動開閉式エレベーターや階段も見ものである。
帰りにお茶。
さすが銀座・・・
調度品がよろしいね。
明日は資料づくり。