昨日、調子良く燃えたと思っていた囲炉裏暖炉だが、衣服や髪にかなり臭いがついていたのが気になった。雨で煙突の抜けが悪かったのか、帰りに床をぞうきんがけすると、けっこう汚れていたので、灰飛びがなかりあったのである。
おそらく灰の上で直接燃やすという囲炉裏式では、灰飛びが避けられない。それを煙突から排気できればいいが、灰は煙よりも重いので、そうはならなかった。目には見えないほどの細かい灰だが、それが服につくと薫臭がするのである。昨日のお客さんには失礼なことをしてしまった。
もっとも群馬の山暮らしでは、私たちは毎日のように囲炉裏をし、この灰をかぶっていたのであり、いつも全身から薫臭を漂わせていた。それは暖炉にすることで解決できると思っていたが、煙は抜けたけど、灰は飛んだのである。
それを避けるには、ロストルで燃焼場所を灰から浮かせる必要がある。鉄製のロストルを塩江のアイアンマンN氏に作ってもらえばいいが、今日の見学会(2日目)には間に合わない。
さて、どうする? 現場に行く前にホームセンターの開店と同時に飛び込み、何かいい材料はないかと物色した。それで見つけたのがガーデニング用ミニレンガ「ミニマーブルブリック」(1コ59円)だった。
それを4つ縦に並べて、その上で木を燃やせば灰から離せるし、底板の石が熱くなりすぎるのも防げる。
間には灰や熾き炭が溜まっていくだろうが、それは火箸でそのつど掻き出せばいい。
今日は東かがわの、棚田と里山の活動仲間のH氏や農業高校の先生や生徒さんが来てくれた。私に感化されたのか、最近ロケットストーブを作って枯れ竹を燃やしているという高校生たちは、この囲炉裏暖炉に釘付けになり、飽きることなく2時間ほど薪をくべ続けていた。
レンガのロストルは大成功だった。わずが200円ちょっとのミニレンガで炉床を浮かせた効果は大きく、灰飛びはかなり押さえられた。
売り場で外に置かれていたレンガは昨日の雨で濡れていたので割れるのではないか? と心配したが案外強かった。
今日もまた私の本の読者の方々が訪ねてきてくれた。この折り込みチラシを配った範囲に、これだけの読者がいることが驚きだったし、有意義な情報交換ができたのが嬉しかった。
▼今日の動画です。