八ヶ岳会議は10時からなので7時前に宿を出る。しかしスマホはありがたいもので、駅から徒歩数分とはいえちょっと複雑な経路のこの宿に、グーグルマップを使って迷うことなくたどり着くことができた。
名古屋でもbooking.comで一泊3,500円の安宿に泊まったことがあるが・・・。ここは受付も外国人で、とても丁寧な人だった。
駅前には・・・おお、播隆上人の像が。笠ヶ岳を再興し槍ヶ岳を開山した江戸後期の浄土宗の僧。バックの草間彌生の水玉がまたイカしているではないか(笑)。
最寄駅に迎えに来てくれたH君の車で会議の場所へ。八ヶ岳の空気が、匂いが懐かしかった。私は20代のころ八ヶ岳の山小屋でバイトをしていたことがある。ちょうど屋久島の果樹園建設を目指す彼女たちと同じ年の頃だ。あの頃の私もまた、新たな進路に一切の迷いはなかった。
ほぼ定時の到着だった。議題は新体制へのもろもろの確認だが、私はマニュアルを制作するに当たって会の方向を確認したかったし、作品への最終的な意見を聞いてみたかった。
会議は夜の7時過ぎまでかかり、私は終電を逃して今日中に高松に帰れなくなってしまった。
ちょうど岡山のSさんが車で帰るというので便乗させてもらい、運転を交代しながら明け方の岡山駅で降ろしてもらう。始発のマリンライナー(岡山発5:27)まで構内に床座りしながらパソコンで仕事。高松駅からはちょうど始発のバスがあり、経費節約しながら無事帰還したのだった。