いよいよ本棚にとりかかる。というか、これができないといつまでたっても部屋が片付かない。
本棚DIYサイト「清く正しい本棚の作り方」ではシナベニアのランバーコア21mmを使っており、組みの精度を高めるために板の切断を建具屋さんのプロに任せる、という方法を推奨している。
が、私の場合は余り物のフローリング材と足場板で作りたいので自分で切ることにする。
丸ノコ用のガイドを自作。2枚の合板を組み合わせてネジ止めし、上の板に沿わせて丸ノコで下の板を切ると直線切りのガイドができる。とにかく、組み物は直角と正確な寸法がイノチなので誤差は0.5mm以下にしなければならない。
設計図。収蔵本は画集やら図鑑やら大判が多いので下2段は奥行き300mmで高さ350mmと340mm。上段は足場板をそのまま使い、奥行き230mm高さ240mmとし、主に単行本を収める。無垢材は若干の曲がりや反りがあるので一体で作るのは難しい。下部2段は左右2ブロックに分け、その間に300mmの段違い部分を作って合体させる。天板2枚は1枚ものでいく。
基本的にはインパクトドライバーでビス止め。切り欠きなどは作らない。ビス長さは65mm。上板には座掘りと予備穴を開け、下板に深く打ち込んで止めてしまう。これはプロ仕様のインパクトドライバーがあって初めてできる世界だ。
下段の側板は足場板をハツって厚みを30mmまで落とし、2枚をダボ栓とボンドで接着して作る。
足場板のざらざらした肌も、一皮ハツれば美しいスギの表情を見せてくれる。
ダボ用の専用マーカーを使って・・・
接着。この板を4枚作る。
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しきりの縦板は幅105mmの厚板のはぎれがたくさんあったので、それを3枚接着して作る。これはダボなしで接着、後で寸法に切る。
本当は端金(はたがね)という長いクランプで締めるといいのだが、ないので板を角材で挟んで、ひもを角材でねじって締め上げる。
角材同士はビスで締めておくといい。
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フローリング材の長いのが足りないので、底板は片側を短材でつぎはぎしながら1枚ものに仕上げる。まあ、このほうが力学的には加重が分散されてよいのだ。
なにしろ材料は廃品利用でタダだからね♫
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パーツができたら2階に上げて組んでいく。
ここからは現場合わせで、できるだけすき間ができないように鉋やノミを駆使して調整しながらビス打ち。
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板は高温乾燥材なのでクルミを使って軽くオイルフィニッシュ。
はかまの部分に幅木の残り物を隠し釘で取り付ける。と、一応細部にもこだわって・・・
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さっそく格納! ああ、どんどん片付いて行く~。
上段の天板は、足場板を角材の積み木に載せただけなのだw。
その上に載っているのは初期プランの暖炉の模型です。
すっきりしたところで暖炉囲炉裏に着火(ハツりクズの木片も燃やせます)。カンパ~イ♫