エウリディーチェ、そじ坊、地蕗の炊いたん


取材旅から戻ると、地元の柑橘が猛烈に食べたくなり近所の直売所へ。ところが店に入ったとたん、ナスやらトマトやらスッキーニやらの苗が目に飛び込んできて、「ああ、まだ間に合うんだ・・・」と即購入(笑)。こうなったらもちょっと追加するか・・・と、高松一のホムセン「西村ジョイ」まで足を伸ばしたら、植木コーナーのバラに一目惚れしてしまった。

品名は「エウリディーチェ」。ギリシア神話、オルフェオの妻の名だ。一輪だけ咲かしていた小鉢、2,700円だけど。色といい八重の感じといい、なんとも気品があって匂いもすばらしい。

家に帰ってネットで調べてみると、日本のバラ栽培家が3年前に作った新品種だという。yuiさんがまだ生きている時、鬼無の植木市で買ったニューカリナは今年も元気に花をつけてくれている。その隣に植えてみた。

久々に蕎麦が食いたくなった。徳島の「そばごや」が休業中となれば、ここしかない「信州そば処 そじ坊(高松ゆめタウン店)」。ざるとろろそば・生わさび付大盛りにした。信州発だけあって盛り具合はさすが。コレ、高松のこましゃくれた蕎麦屋の3〜4倍量はあるw。生わさびは自分で擂るようになっており、残りは持ち帰りできる(ちゃんと持ち帰り用の袋も置いてある)。

帰宅して畑の草刈り。この季節、数日空けただけでも草が猛威をふるう。

スペースを開けて苗を植える。

夜は直売所でみつけた地フキを茹でる。

油揚げと炊く。もちろん昆布と鰹節の出汁だ。

ちょっと醤油を入れすぎた。でも旨い。この季節、絶対に食べたくなる、食べると生き返るような、身体が蘇生していくのがわかるような逸品。

夜は、囲炉裏暖炉を焚く。

旅の人たちの顔と言葉が明滅する。その追想を味わうように。


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