とうとう2階にエアコンをつける決心をした。設置場所の目安として写真を撮って量販店に行ってきた。エアコン用のコンセントはここにある。お店のお姉さんは写真を見て「素敵なお部屋ですね〜」と。いや部屋デカくてたいへんなんだけど(笑)。
200ボルトのコンセントになっている。なにしろ2階は3間×5間のワンフロアー(30畳)である。普通のエアコンでは効きそうにない。
この新居アトリエに越して4回目の夏。ここは高台にあり海が見える。風通しはいい、しかも新居は最新式の断熱材たっぷり。エアコンなしで夏もいけるだろう・・・と思ったが、瀬戸内の夏を甘く見ていた。
ここには凪(なぎ)の時間帯というものがあり、海風と山風が逆転するときの無風状態(主に午後から夕刻にかけて)があるのだ。「四方を山に囲まれ、風の弱い瀬戸内海のような内海ではこれの継続時間が長く、夏に近づくにつれてこれがはっきりと現れる」(Wikipedia)
せっかく地窓を2箇所取り付けたのだが、雨の少ない瀬戸内地方ではたとえ草が生えていようと地面は完全に温まっており、昼間の午後は地窓の効果はほとんどない。それでもyuiさんが亡くなる前に1階ベッドルームには小さなエアコンをつけた。
そのとき工事のお兄さんが「もう今の夏はエアコンなしでは無理ですよ・・・」と言ったのをはっきり覚えている。が、それでも2階の部屋だけはエアコン設置はしないでいた。しかし、私は我慢できるとしてお客さんが来たとき困るのだ(ネコたちもかなりまいっている)。
とくに心配なのは、お盆にyuiさんの親類が集まってくださるとき。昨年は1階のエアコンを全開にしてサーキュレーターで階段から冷気を送り込み、扇風機をまわした。が、それでもかなりまいっていたようだった。
というわけで、お寺の盂蘭盆棚経の日までに設置するべく近所の量販店に相談に行ったのである。お金ないのであまりデカイのは買えない。まあなんとか凌げるか・・・という200ボルト対応のぎりぎりのサイズ。
工事は屋久島の旅から戻ってからになる。