翌々朝の天然酵母パンとポーチドエッグ


天然酵母パン(クルミ入り)2日目の朝。昨日と同じ献立でモーニングしてみる。

畑の野菜のトスドサラダ、ポーチドエッグ、コーヒー、そしてトースト&バター

野菜は志度のベリーズライフcaffeのMさんに貰った輸入種子のレタス類など。苗にラベルを付けてくれているので、書き記してみると、

・フラッシー・ライトニング
・グリーン・アイス
・ガーネット・ローズ
・ロロ・ビオネダ
・ロマ
・マスカラ
・ルッコラ

などである。それにまだ小さいが、ホウレンソウとコリアンダーを少し。摘んだ野菜水で洗って布巾で振って脱水する。サラダボールに入れアマニ油を垂らしてトスし、まんべんなくオイルの膜をつくる。そこに酢に塩を混ぜたものをふりかける。塩は「海の精」、酢は残り少なくなった柿酢。このトスド・サラダには、米酢では強すぎる。柿酢の甘く爽やかな酸味が合う。

鍋に湯を沸かしてボールに割っておいた生卵をそっと入れていったん火を止め、フタをして白身が固まるまで待つ。湯の中にお酢を少したらしておくと白身が散りにくい。

白身の透明感がなくなったら、網杓子でそ〜っとすくって、折り畳んだキッチンペーパーを裏側に当てて水分を吸わせてから皿に置く。ポーチド・エッグは卵の栄養を最も損失しない料理法なので、外部からの塩分、ソースや醤油などは必要ない。

天然酵母パンはすばらしく美味い。香りも昨日よりは穏やかだが、むしろ昨日は香り過ぎていささかゲッとならないでもなかった。今日のほうがいい。耳のサクサク感も今日は楽しめる。トーストで蘇る焼きたてパンの香りと深い旨味。まるで上質な洋菓子を食べているかのようだ。

畑の野菜のトスド・サラダ、ポーチド・エッグ、そして天然酵母パン、まさにモーニング最強トリオではないだろうか。おまけに「焙煎珈琲香房ぴぃべりぃ」のコーヒー豆がまた素晴らしいのだ。ちなみにPeaberry 《ピーベリー》とは「丸豆」のことだそうである。

珈琲豆は通常、赤い果実に半球の豆が二粒づつ入っていますが、まれに丸い形をした豆が一粒しか入っていない場合があり、これを丸豆(ピーベリー)と呼んでいます。ピーベリーは希少で味が良いことから珍重されています。

焙煎珈琲香房ぴぃべりぃHP

ところで、失敗作の「さぬきの夢入り+ドライイースト」のほうだが、一夜たって皮は少し柔らかくなり、なんとか食べれるようになっている。発酵が悪かったので膨らまず稠密だけれど、こんなパンだと言われれば納得できるレベル(笑)。

製作時のお姿をお見せしよう。まるで白いガチャピン、痩せたミシュラン君のようだw。そうして外側はカチンカチンだったのだ。

一人でサラダ、コーヒー、卵とやっていると、忙しくて炭火を熾して網焼きで・・・なんて悠長なことは言ってられないのでオーブントースターで悪しからず。スライスして1枚焼いてみる。

うむ、十分いけますぜ♬

しかし、このヤマザクラのカッティングボードがこんなに活躍するとは思わなかった。暮らしを豊かにしてくれる今や欠かせないアイテムになっている。木はトーストの水蒸気を吸ってくれるので、パンのふっくらパリパリを保ってくれる。適度な反りと丸刀の彫りも効いている。ちなみにバターナイフも皮付きヤマザクラ。反対側の匙の割れはyuiさんが漆で修復してくれたものだ。

この項を書きながら、サラダ菜の名前を調べるためにいったん階下に下りて畑に行き、外から部屋に戻ると、中がパンとコーヒーのすばらしい匂いに満たされていた。

大事に使っていた柿酢は残りこれだけになった。昨日仕込んだものがまたうまく出来てくれるといいな、トスド・サラダのために・・・。


「翌々朝の天然酵母パンとポーチドエッグ」への2件のフィードバック

  1. うーん、うちでは豪華カフェモーニングを仕立てる脇役がいません
    新作さぬきの夢パン、それなりにいけますね

    1. さぬきの夢パン、スタッフに食べさせたところ「ベーグルみたいでけっこう好き」との声を貰いました。案外いけるかも? しかし、天然酵母のほうはスゴイですね。また助手やりますのでよろしくお願いしますw。

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