煎茶の淹れ方


畑で咲いたキキョウがyuiさんの手によって床の間に飾られた。バックの緑葉はそのへんで切ってきた雑草なのだが、それらし見せてしまうところがお見事(むかし池坊を学んだそうです)。

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では茶を淹れよう。京都の老舗「一保堂茶舗」の煎茶を入手。左は同店でつくられたパンフ・お茶の淹れ時。

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煎茶の場合、急須に茶葉を大さじ2杯。沸騰した湯をまず茶碗にさして温度を冷ます。これで100度が80度まで下がる。それを急須に入れておよそ1分待つ。急須を揺らすとに苦みや濁りが出るので揺らさない。最後の一滴までしぼりきる。

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2煎目からは茶葉が開いているので待つ必要はなく、急須に湯をいれたらすぐに出す。3煎まで楽しめる・・・とある。

http://www.ippodo-tea.co.jp/tea/sencha_01.html

この通りに淹れたお茶は透明感があり、爽やかな深みが味わえる。とくに喉に落ちてから後にも茶の余韻がたなびく。

お茶というと食後のがぶ飲みか、濃くて渋いの(濁ったもの)を好んでいたが、本当の煎茶はこういう味わい方なんだな。しかし大さじ2杯(10グラム)というのはかなりの量だ。100グラムのお茶が10回で終わる。1000円のお茶なら一回100円ということだ。しかし何杯も飲めることを考えてみれば高くはない。

一保堂茶舗では京都の家庭で古くから親しまれている「炒り番茶」も売られていて、茶葉はまるで落ち葉のようだが、私は昨年からこれをよく飲んでいる。焚き火のような香りが独特で、冷たくしても美味しい。

西日本に来て抹茶を飲む機会が大変増えたが、私は抹茶の味は実はまだよく分からない。子供の頃から抹茶に親しんでいるyuiさんなどは「たまに飲みたいな~」と思うことがあるそうだ。抹茶と茶菓子はセットになっていて、それがまたいい、と。

うん、それは解る。

夕刻、満潮時を狙って釣りにいくも不発。荷物を下ろした第二金比羅丸が沖に出ていく。

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