今日はGomyo倶楽部の活動日だったのだが、急用で行けなかった。
夕刻、時間ができたので近所のハチ箱を見に行った。最も近い箱にはそろそろ継ぎ箱が必要かも? と心配していたのだ。
行ってみるとハチが飛んでいる気配がない。すわ、逃げられたか?
と蜂箱の巣門に回ってみると、いたいた。
内部を撮影してみると、前回(7/21)からほとんど成長していない。継ぎ箱を準備してきたが見送ることに。
水平方向からも撮ってみた。最短部の巣のふくらみがまだ三段目の継ぎ目に到達していないのが解る。
このムダな空間はできるだけ小さい方がいい、と師匠に言われていた。洞内の巣に到達するまでの空間・距離が長いと、ハチが消耗してしまうのだ。また、スムシなどの外敵が侵入しやすい。
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周囲の雑草刈りやクモの巣を掃除して、二つ目の箱に行ってみる。
ここもほとんど大きくなっていない。夏の消耗期にはむしろ巣が小さくなることさえあるらしい。そこで養蜂のプロたちは、濃い砂糖水を与えてこの期間をやりすごしたりするらしいのだが・・・。
やはり一度に2段の継箱はやりすぎだった。巣は斜線の部分にあり、空洞が大きすぎる。こちらは一つ箱を撤去することにした。
屋根とブロックを取って、箱の継ぎ目のガムテーブを外し、上3段を外して地面に置いたブロックの上に仮置きする。
下から2段目の箱を取り去り、ふたたび上3段の箱を載せる。これを一人で行うことができた。
さすがにこの作業は手袋と防虫網付きの帽子が必要になる。外した箱にはハチがまだびっしり取り付いて飛び立とうとしない。
ハケでそっとハチを動かして飛ばすと、巣の中に入ってくれた。まだ若いハチが多いように見えた。
その後、ハチたちは再び巣門の前で羽根による風送りを始めた。ニホンミツバチは巣門に尻を向けて風を送るが、セイヨウミツバチは逆に、頭を巣門の方に向け、お尻を上げた奇妙な格好で風を送る。
その健気(けなげ)な姿に見入ってしまった。だんだんハチに対する恐さがなくなり、親近感をもって落ち着いて作業できるようになった。
「がんばれよ!」と声をかけ、蜂箱を後にする。