竹細工指導、サンドイッチ祭り


9時半頃、石田高校の高校生2人と先生2人が到着。敷地の畑などを見てもらってから、竹を2階に運んでさっそく竹細工指導。竹というとまずカゴ編みを連想するが、あれは前段階の竹ごしらえが難しく、初心者にいきなりはハードルが高すぎる。まずは竹カップや竹箸、ピックなどから作り始める。その過程で竹の性質や道具の基本的な使い方を学んでもらう。

節を底にして輪切りすればコップはできてしまうわけだが、ノコで正確に輪切りするのも案外難しい。また、切り口は尖っているので小刀で面取りしなければならない。その刃物の動かし方もコツがいる。ところでバロンは大人になってきたせいか、ちょっかいを出さずおとなしいのであったw。

この変貌ぶりにはN先生も感心していたようだ。なにしろ昨年当たりは暴れまくっていましたからね。さて、箸、ピックと作って竹と道具にも慣れてきたので、ちょっと難易度の高い竹びしゃくを作ってみた。

竹カップにドリルで誘導穴を開け、小刀で柄が差し込める大きさと形に穴を彫る。

そこに竹の柄を差し込んでいくのだが・・・

このままではぐらついてしまうので、柄の先端を尖らせておき、カップの内側にも小刀で凹みを入れてそこに突き刺して固定するのである。

もう1品、台所で実用性の高いおろし金用のスクレーパー。節のところを利用して片側を薄く均一に削り出す。

裏側も平面に。

このぐらいまで薄く削れたら、竹切りで細かく割いていく。

吊るせるように銅線の輪を付けて完成。

2時間ほどでいろいろできた。生徒たちは竹の研究発表があって、それに使うんだそうだ。

竹ピックはサンドイッチに便利な道具だ。節のところをアクセントに使うと美しくもあり機能的でもある。というわけで昼はこれを使って「サンドイッチ祭り」にしようとN先生と話していた。

今日はフェンネル・バルブを1本収穫。

まずはGomyoでとれたニホンンミツバチの蜂蜜を塗ったパンの前菜。

昨日、豆類を全収穫したので、その中から若いものをえらんでスープにする。フェンネルの茎は香りと旨味出し(後で捨てる)。タマネギとバルブの部分を入れて塩・コショウ。

料理長なので写真を撮り忘れたが「サンドイッチ祭り」は卵サンド、BLTサンド(ピックはこれに使用)、それにスペシャルで揚げたてのカツサンドを作ってみた。卵サンドは固ゆで卵を刻んだものに、マヨネーズと塩・コショウで味付けして和える。これをパンにはさむ。パンはトーストしないほうが美味しい。

BLTサンドはかりかりに焼いたベーコン、トマト、レタスを具に、焼いたパンにバターとマスタードを塗り、塩・コショウ・マヨネースを適宜入れて挟んでいく。レタスとトマトでパンがふくらむので中央にピックを刺してから切る。このピックは食べる進んだら抜いて、また先に刺しておくと皿に置いて一休みできる。

カツサンドは豚肉の部位としてロース肉がだんぜん美味いのだが、とんかつサイズのまま揚げると食パンからはみ出てしまうので、尻尾のところはカットして楕円形に整えたものを揚げて使う。

バットや平皿にソースをたっぷり出しておき、そこにマスタードと隠し味の醤油を入れてよく混ぜておいた上に、揚げたてのカツを両面ひたしてソースまみれになったものをパンで挟み、2つにカットして出す。このとき脂身が両側に行き渡る置き方と切り方を考える。パンは焼いても焼かなくても、それぞれ独特の美味しさがあるが、僕は焼いたほうが好きだ。

さて、残されたロースの尻尾だが、やはりパン粉をつけていっしょに揚げておき、冷めたら冷蔵庫へ入れておき、カツ丼となって僕の夜食になったのでしたw。


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