連休も後半。混んでいるのは承知で多度津の富家へ。11時過ぎだが6人待ち。いつも行列を外した時間を狙うので、外のベンチに座ったのは初めてだ。オバちゃんが行列具合の確認をし、先に注文を取りに来る。
チャーシューの小。今日はご飯はつけないでおいた。けっこう早く着丼。どうです、このスープ・・・。これだけ脂浮きのないラーメンスープも珍しいが、旨味は非常に濃い。化調はいくらか使っていると思うが、嫌な感じの後味はなく、最後まで飽きさせない。
なによりスープの量が多いのが嬉しい。このスープがなみなみ入った熱いどんぶりを、オバちゃんが両手で持って運んで来るのだ。今日は厨房から最も遠い位置のカウンターに座らされたので、こぼれないかとハラハラしたw。
ちなみにアトリエからわりと近所の有名店Mのスープはこんなに少ない(しかも脂浮き浮きだ)。
この白ネギがまた良い。関西は青ネギ使いが主流で、まるで色飾りのようにネギを使うが、ラーメンにはやはり苦みのある白ネギが合うと思う。
麺はいたって普通である。やや柔らかめ。
スープの次にすばらしいのがチャーシューだ。ほろほろと崩れるように柔らかく煮込まれているが、それでいて味はしっかりしている。今日は端切れの塊が多かった。これがまた味が濃くてウマイいのだ。
スープ・肉が古くてすえた感じは微塵もなく、透き通っている。心血を注いで丁寧に作られているのがわかるこのチャーシューとスープを同時に口に含んでいると、ラーメンを忘れて「別の食べ物」を味わっているかのような気にさせられる。今日も完飲。
丸亀商業高校の甲子園ボールが置かれていたり、野球関係者の色紙が貼られていたり、マスターは野球やっていたのかな。
帰りに丸亀城に行ってみた。前日までお城祭りが行なわれていたようで、歩道には屋台の残り香が立ちこめている。
お堀が立派。
重要文化財の一の門。
石垣は確かにすばらしい。
三の丸から讃岐富士(飯野山)を望む。
天守までの坂道はかなりの急勾配。
四国内で最も古く、日本一小さいといわれる現存木造天守。
200円を払って中へ。3層3階なのであっという間に頂上へ。讃岐のおむすび山を一覧するには最高の展望台である。
上部の木組み。
北側にまわってみる。おお、こちらが美しいね♬
亀とコイと水鳥に別れを告げて・・・。
ところで高松城の再建計画はどうなっているのだろうか?