新豆のスープ


今日はゴミの日。下の道までゴミ袋を出しにいく。帰りにニンジンとフェンネルを採取。フェンネルは種で増やして畑に移植したものが2株だけ大きく育った。とてもいい香りがして、糸のように細い葉を摘んで噛むとかすかに甘みも感じられる。根元はセロリのような感じで厚みがある。ジャガイモのスープにニンジンの葉っぱと共に入れてみた。

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豆も入れようと思い、輸入もののスプリットピー(乾燥エンドウ豆)を入れたが、途中で畑の白インゲンがそろそろ収穫どきなのを思い出した。できるだけ茶色に枯れてきたサヤを探して何本か摘み、ついでに小豆もひとサヤ摘んで、殻から豆を外して鍋の中に入れた。天日で干す前の豆はすぐに煮えるのである。

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やや寒くなってきて、身体が根菜や豆スープを欲するようになってきた。煮上がったスープはすばらしい味で、塩も胡椒も必要ないほど深い味がする。スープが甘く深いこくがあるのに、煮込んだ野菜や豆の具がカスになっておらず、ひとつひとつ素材の味がしっかりする。実際、僕は塩胡椒せず2皿食べてしまった。この季節だけに味わえる感動的な「新豆」のスープだ。

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イタルさんが回覧板を持って来てくれた後で、アトリエに干してある小豆をみて「いいのができたじゃねぇか」と褒めてくれた。イタルさんもいま庭先に小豆を干している。僕らとは比べようもなく大量で、地下足袋の足でサヤを踏んでいる姿をみていた。「いやー豆の収穫って、なんだかいいもんですねぇ」と僕。

朝食後、原稿と写真を編集部にアップ。途中でY先生がダイコンを持って来訪。午後から手仕事でCDのカバーづくり。個展の計画手配、製作と、手も頭もフル回転だ。


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