前橋とE


朝、ニュースで前橋の商店街で七夕飾りをやっている報道があった。前橋といえば干上がったシャッター通り商店街がすでに全国的に有名になっているらしい。その挽回策の一環なのだろうか。連載原稿をラフを仕上げた後、さっそくでかけてみたが、飾り付けと屋台のつながりだけ。七夕らしさがないのだ。コンセプトがないのだ。うーんこの暗さは何?? 化け物のような化粧をした女子高生が路地に座ってその屋台モノを食べてたりしている。エネルギーが吸い取られるような思いがして、ほうほうの体でアトリエに帰還。こんな商店街に誰がした!? 一方で前橋の郊外へ出れば大型店舗が四方八方に広がっているのだ。


中でもいま建設中の群馬町Eが凄い。これで前橋中心街のデパート売り上げがさらに落ち、スズラン撤退ということにでもなれば事態は最悪だ。「私たちは木を植えています。Eです」植林指導者はM先生です。おいおい、広大な面積をアスファルトで固めて自然破壊しておいて、駐車場のわずかな隅に木をちょこっと植えたくらいで、こんな宣伝していいのか? 売り場の広さは面積で表現し、植林は本数で表現する。巧みだ。

Eは環境NGOへの支援と称して助成金をばらまいている。それに群がるボラグループはうじゃうじゃいるというのに、日本の環境はさっぱり良くならないのはなぜだ!? 広大な間伐遅れの人工林を抱えたまま台風で崩壊した村の被災地に、広葉樹植林の美談を作り出すE(その山の裏側はかの有名なH林業の山がある)。

日本の森林問題の混乱無知ぶりを象徴する光景ではないか?!


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