古代人の気分で


薪ストーブ「トラちゃん」の調子はおかげさまでなかなかいい。まだストーブに頼るほど寒くないのだが、面白くてついつい燃してしまう。囲炉裏に比べたら薪の消費はかなりのものだが、家全体が温まり、煙がないので快適。そして広葉樹薪のふくよかな匂いがなんとも幸福な気分にさせる。しかし、来年の薪の入手は大きなモンダイである。

イラストマップの依頼を受けている神社がある。山がご神体になっているという珍しい神社で、敷地が複雑な構成になっている。2回目の取材に行った。

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遊歩道から導かれる絶景の見晴し台があり、そのご神体山の原生的な樹相をみることができる。しかし周囲は工場やゴルフ場がすぐそこに迫っており、もし古代人がタイムマシンに乗ってここへ降り立ったなら仰天するだろうけれど、山と樹と石と谷はあの時代と変わらずいまここにある。そう考えると不思議な気分になってくる。

アトリエに戻り、薪ストーブに火をつける。神社で拾ったギンナンを焼き、YKが柿パン(柿からとった自家製天然酵母パン)をストーブの中で焼く実験をした。中に火鉢用の小さなゴトクを入れ、生地をパン型に入れて載せる。ちょっと焦げたが焼けた焼けた。

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