麦をまく


数週間前、イノシシに畑のネギを荒らされ、そのまま放置しておいたのだが、まるでトラクターで耕したみたいなその場所は、季節がら雑草の勢いもなく「何か植えて」状態だった。そこで麦を植えることにした。せっかく完全囲いを施したことだし。

昨年は上の畑で試験的に麦をばらまいてみた。よく育っていた。が、結実と同時に鳥たち(たぶん)にすっかり食べられてしまった。来年の収穫時にはその対策もたてねばならないが、とにかく種は播かなきゃ何も始まらない。

甘楽の直売場で買った「地粉」がとても美味しかったので、問い合わせて種の入手先を聞いたところ、近くの製粉所を教えてくれた。さっそく買いにいった。親切なおじさんが応対してくれ、倉庫から種の袋を持ってきてくれた。

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種といってもすなわち粉に挽く前の原麦なわけで、この工場では近くでできた小麦を買い取り、粉に挽いて各地に卸している。しかし原麦は安い。30kの袋が4.200円。1kgが140円なのだ。品種は「農林61号」。ウドンにもパンにも向く優秀な品種らしい。

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まいた種が余ってしまった。石臼で挽きたて全粒粉でパンを作って、どのくらい味がちがうものか食べてみよう。

種まき前に畝を整地しているとコンニャクを掘り当てた。コンニャクは10月下旬頃から葉がしおれていき、この季節(イタルさんは1週間前くらいに収穫していた)にはそのしおれた葉の痕跡がなくなってしまう。軟らかい葉茎なので分解が早いのだろう。畝で育てているわけではなく、半野生だから目印をつけておかないとどこにイモがあるか解らなくなってしまうのだ。

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種まきの後、僕らは赤城南麓のイベントへ。


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