竹をいただいてきたのでちょっと工作をやってみる。竹用の刃物でトンとやると簡単に裂ける。

内側の半分くらいは捨てるところなので割って取っていく。

鬼おろしを作ってみようと思い、ネットで検索してみたが作例がひっかからない。みんな100円ショップで買ってしまうのかな?

このギザギザが難関。いろいろ考えた末、谷の真ん中にノコ目を入れて、左右から小刀で攻めていくことに。

けっこう大変な作業なのでクランプで2枚まとめてノコを入れる。

こうして、おろしの歯を全部で8枚つくる。

それを互い違いに束ねて接合部の印をつける


それをスギの枠に差し込んでいく。溝はノコとドリルを使って。

竹の皮の方は湾曲しているので小刀で平にし、下側には切り欠きを作って止まるように。

今回、いい発見をしたのだが、竹切りの刃物は重さがあるのでスギ材の細かいハツりに便利だ。フローリング材の端切れは30mm厚みがあるので、これでいろいろなサイズを取り出すことができる。

粗くハツったら、鉋をかけて角材に仕立てて・・

さねなどを加工していく。ここはダイコンの通りに合わせて曲面に削るパーツ。

歯を試しに入れてみる。

小刀で一本づつ微調整しながら全部入れる。歯並びが互い違いになるように。

全体を仮組みして・・・

ボンドを使って本組み。

全体のパーツをどうするかは作りながら考えていく

完成♫

最も力学的に合理的な最小限のビス打ちとの数と位置。やっぱり道具は見た目も大事、美しくなければ・・・。

スギや竹は割裂性が高いので、ビス打ちは誘導穴を大きく開けておかないと割れてしまうので注意。
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早速おろしてみた。

ざっくりとした独特のおろし感。

おろし断面。

これでまた新しい料理が生まれそう♫